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P-51D ムスタング (ハセガワ 1/32)
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| by 加藤 寛之 |

ハセガワ1/32ムスタングは本Web誌2025年12月号に投稿させていただいたが、実はキットそのものは古いいただきモノで、劣化したデカールは熱湯に入れても剥離しなかった。あとデカールを貼れば完成だったので、手軽な手段として新たにキットを購入してそのデカールを使ったのだが、こんどはパーツが余った(当然だ)。そこでデカールを別途に部品請求で入手したのだが、それならば最初からキットを新規購入して作ればよかった。まあ、これは反省である。とりあえず大きな箱がジャマなので、2機目も作ってしまうことにした。
2025年12月号記事とダブらないように書いてみたい。
コックピットは、キット指定の色よりもずっと暗くしてある。これは私が、室内を暗くした方がカッコいいと思うから。もともと室内工作に興味がないので、私はこれでかまわない。
主翼上面パーツは、後縁が胴体に近いあたりで下方へ曲がっている。プラの事後変形なのだが、これは手で捻ってもカンタンには直らない。そこで胴体に接着する面にある壁の、フラップ線のところに軽くニッパーではさんで押し曲げてある。これで曲がりが直るし、モトに戻らない。しかもムスタングの翼断面らしくなって、ちょうどよい。
主翼前縁の丸まり方は、あまりムスタングらしくない(前縁だけではないが)。これはそのままでOKとして、胴体に近いタイヤハウスの部分だけは上面側をガリガリと削って四角っぽさを緩和してみた。これでだいぶマシになった。
主翼後縁は何となくクタクタしているので、まず平面形で削って真っ直ぐにする。さらに下面側は上に削り上げ、上面も後縁ギリギリをナナメに削って整える。この上下のナナメ削りをすることで、真っ直ぐ感がでてくる。理由はカンタンで、完成品はナナメからの視線で鑑賞するから、その視点で真っ直ぐにするとよいのだ。
スピンナーは、前後を接着して軽く整形し、そこにプロペラを挿入する順で組む。現代の製品ほど前後ピッタリではないが、ぜんぜん問題なし。
キャノピーは、今回も閉めることにした。キットの組み図や箱にはキャノピーを開けた完成品が載っているが、実機のムスタングは、キャノピーを開いたときに後方は浮き上がらない。私も承知のうえで開いて作ることもあるが、相違点をあからさまに見せることは好ましくないので、今回も閉めておくことにした。開くならば、開いた状態で胴体のぶつかる部分を削り落として固定してしまうのがカンタンそうだ。
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今回は銀色にしようと思って、キットの指定から尾翼にチェッカーを画いた機体を選んだ。
ムスタングは主翼上面を滑らかにするために上面を整えてから塗装で銀色にしているようだが、私が持っている資料ではその塗装範囲がわからない。今回はエルロンとフラップは無塗装だろうとしたが、翼端は層流翼の整流と関係ないので無塗装だろうが、面倒なので塗り分けなかった。今回、下面は主桁から後方を無塗装としてみたが、私は下面まで気にしないので、これでOKとした(要するに、ちゃんと調べなかった)。・・・ということで、主翼の銀塗装範囲は、銀に白を入れて塗ってみた。塗装後に布で軽く前後方向に擦って味わいをだしてある。主翼下面の無塗装部分や胴体等は銀をそのまま塗り、胴体はその上に筆ムラをいかすようにシャインシルバーを薄く塗布した(つまり主翼下面は手抜き)。
この銀の上塗り範囲だが、ナンとWebモデラーズ2025年12月号のE.H.NOBU氏の記事に載っているじゃないかァ…。あと10日遅く作れば良かったなァ…、とは思ったが、だいたい合っていた(安心です)。
排気管周辺は金属が違うので色を変えるとよいのだろうが、クドくなりそうなのでこれはヤメた。
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プロペラ先端の黄色は黒の下地に塗り重ねたので、発色が鮮やかでない。私は黄色を落ち着いた発色にしたいのでこの順だが、これは好みの問題だ。
主翼上面と落下タンクの赤い蓋は、私の好みで塗ったもの。塗装指示にはない。
尾翼周りのデカールには難儀した。デカールの指示番号が左右逆だと判断して、入れ替えて貼ってある。水平尾翼は下面を先に貼り、その柄にあわせて上面を貼った。垂直尾翼は右面を先に貼った。デカールはやや硬めだったので、先端部分のまとめに手間取った。私的には「よく貼れた」だが、慣れていない人には難しい。塗装嫌いの私は「もっと手軽なモノを選べるといいなァ」と思った。
最後に光沢スプレーを薄くかけて完成とした。
ときどき作る程度でも一週間ほどで完成。私はこんなプラモデルが好きだ。ハセガワには凸線時代に開発した1/32製品をもっと販売してほしいと思っている(こんな価格でね)。もちろん、昔のデカールのままでOKです、再発売していただけるならば贅沢は言いません。
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