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タイフーン (エアフィックス 1/72)
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| by 加藤 寛之 |

エアフィックスの旧いタイフーン。「これならば簡単に作れるだろう」で、開封した。
モデルアート社『中野D児の飛行機模型歴史館』(1998)で調べたら、1959~1963年間の新商品らしい。航空情報別冊『プラモガイド1972秋季号』によれば、この本の編集以前に金型改修をしてリベットや羽布表現を加えたようだ。ブリスター・パック包装は1973年以降で、1976年から順次紙箱になったというから、今回作ったものはこの間の製造品となる。オオザッパにいえば製造から半世紀たって組んだことになる。
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最初の作業は、バリをとり、接着面を平らに整えること。金型の傷も一緒に整える。仮組みも重要で、うまく合わさるかを確認する。
私はプロペラを胴体へ接着するので、組み順の最初は左右胴体の接着。コックピットは胴体内側に出た棒に接着する椅子だけなので、これは後で載せられる。床板や計器盤はない。機首にあるラジエーター部分は、くぼんで中央に穴があるだけ。つまらないので、爆弾パーツを接着して輪切りにし、接着しておいた。
主翼は、エルロン可動ではないが別パーツ。主翼側とスキマが生じるので、プラ板を細く切って間に挟んで接着する。その際は、主翼上面でそろえる。次にスキマへ瞬間接着剤を流し込んで充填剤にすると、それなりになる。エルロンが別パーツなのでガタついて見える後縁は、平面形をそろえるだけでなく後縁下面側のガタガタを削り上げて整える。脚庫は単なる穴で、この時代の製品らしい。
水平尾翼は胴体との接合がよくない。差込板を切り落として面を整えて、直接接着した。エレベーターの線が左右で揃っていないし、機軸とも曲がっている。この修正は大変だし、平面形全体が揃っていれば目立たない。黙っていれば大丈夫。
ここまでの組上げで、各所に多少の段差はでる。段差は削って、それでも残ったくぼみには溶剤でどろっとさせたパテを塗り、乾いてからサンドペーパーで整える。場所によっては余分なパテを溶剤で拭き取るだけでOKとする。
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プロペラとスピンナーは、バリをとっただけ。
主脚は脚カバーと一体で、実感に乏しい。だが機体への取り付けはしっかりしているので、実に組みやすい。付け根に熱で伸ばしたランナーでナナメ棒を接着。これが補強にもなってちょうど良い。タイヤは軽いハの字に接着する。
風防は全体に形がマズく、特に頭が尖り気味。その尖りをちょっと削って丸みを出してOKとした。後方背部にスライドレール(?)っぽく棒を付けて、それっぽくした。
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塗装は、上側面にやや明るい緑を塗って下地色にし、その上に土色っぽいダークグリーンをムラが残る程度に薄く塗った。次に灰色を雲形に塗り重ねた。それらが乾いてから1000番のサンドペーパーで軽く擦って、凸線が目立つようにした。「お~、発色が微妙になってイイカンジ」と思ったのだが、風防枠も機体と同様に塗り重ねないと色が揃わないと気付き、面倒だった。下面はそのあたりにあった明るい灰色を塗った。
デカールは、驚いたことにちゃんと使えた。ホントだ。赤がシブくて、イイカンジだ。
最後に、半光沢のスプレーをプ~~~とかけ、完成とした。
古いプラモデルは部品が少なく、簡単に形になる。塗装に細部指示はないし、デカールは基本的なものだけしか用意がない。よって、すぐに完成する。エアフィックスのこのキットを組んだのは、たぶん私は2回目。斜め前から見た印象は少々ガッカリで、今回も「形がよくないナ」は思ったが、まあタイフーンである。旧いキットに正確さを求めることはないから、それでよいのだ。
完成すれば、合格だ。
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