Home  >  ダグラスC47 スカイトレイン(ニットー1/100)>特集 双発機>2026年2月号

特集 双発機

 ダグラスC47 スカイトレイン(ニットー1/100)

by 小山新一


(実機について)
 本機の前身が、戦前のベストセラー旅客機DC3であることは、説明の要がないだろう。本機の性能に注目していたアメリカ陸軍は、軍用輸送機とするべくダグラス社に機体の補強と改修、エンジン出力の増加などを要求した。これらの作業が1940年に完了するや、同年9月に陸軍からC47スカイトレインとして545機の発注を受ける。これを皮切りに、C47は連合軍の軍用輸送機としてあらゆる戦線に投入され、高い評価と信頼を得ていく。
 第二次世界大戦後、アイゼンハワー将軍は勝利に寄与した四つの兵器の一つに本機をあげている(残り3つはバズーカ砲、ジープ、原爆だそうな)。
 DC3とC47の優秀さは他国にも聞こえていた、製造権を購入した海外の航空会社もある。オランダのフォッカー社、日本の昭和飛行機、ソ連の国営航空機工場である。うちフォッカー社は製造は行わず、ヨーロッパ圏内のダグラス機の代理店となった。
 昭和飛行機はDC3の国産化に成功したのち、海軍の要求にそった軍用輸送機を製造、零式輸送機として制式採用され、戦線に投入された。
 どこか戦場の空で、C47と零式輸送機が出会う機会があったのでなかろうか。


(模型について)
 ニットーは今はなきメーカーだが、多くのジャンルで良質なキットを市場に送り出してきた。航空機の模型では1960年代の1/75シリーズを思い出される方々もいるだろうし1/100旅客機シリーズを手がけた方もおられよう。今回のC47は同社1/100旅客機シリーズの一つとして、大型ジェット機のモデルがある程度そろった後に発売されたと記憶する。初めDC3が出て、のちにC47が発売されたはずだ。2キットは別々のボックスで発売され、共通なパーツに加えそれぞれに必要なパーツが入っている。特に胴体は金型を別に起こしてあり、C47に特有の大型貨物ドアがしっかりモールドされている。


 当初はわが零式輸送機にするつもりだったが、小スケールとはいえ改造箇所が多く断念した。それでも日本海軍の塗装にしたかったので、こう考えることにした。南方戦線のどこかで鹵獲したC47との設定である。海軍の航空部隊が塗装をし直し、連絡などに使っていた。それが巡り巡って筑波航空隊の所属となった、そういう物語をでっち上げたのだ。なぜ筑波といえば、零戦のデカールでツ-51が余っていたからだ。


 キットは1/100という小スケールながら、細部のパーツまでよく準備されている。DC3との違いもていねいに作りわけられているが、気づいたミスもあった。垂直尾翼先端の衝突防止灯の出っ張りだ。ライトのクリアー・パーツまで準備されているのだが、これは戦後の旅客機として使われたDC3から設置されたものだそうだ。完成間近で知り、ニッパーでカット、整形するハメになった。


 塗装はすべて筆塗り、日の丸も手描きした。


 写真で一緒に写っているB29、及び日本の戦闘機、艦爆などは今はなきマルサン1/100シリーズの製品である。


 今ではマイナーとなった1/100スケールの飛行機だが、それでもコンプリートはなかなか大変だと思う(私はめざしていないが)。


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