![]() 製作
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■操縦席 通常ですと、操縦席から作るわけですが、何も作りません。覗き込むほどのものではありませんから、上から見た時に破綻の無いように、全体を暗めの機内色で塗っておけばいいと思います。 とはいいつつ、めだつ照準器とサイトガラスは自作しました。 やる気にあふれている方は、1/24のバンダイ紫電改もストックから取り出してきて、それを立体資料に計器やシートなどを自作してください。 |
■発動機 エンジンは1枚部品になっていて、冷却フィンを昔ながらの方法で銀でドライブラシすると雰囲気が出るようです。 あくまでも雰囲気が大切だと思います。 ハーネス収環は銀で塗りますと、スピナーの奥で ばっちりとメカ感を 醸し出せるような気が致します。 |
■主翼 | ■ 胴体 | |
エルロン、フラップとも 可動になっていますので、それを大事に組み立てました。 そのままだと 垂れてきてしまうのですが、いたしかたありません。 接着固定してしまうのも一つの方法ですが、それでは往年の雰囲気がそがれます。 とはいいつつ、フラップ、エルロンの後縁は厚いので、プラカンナで削り、できるだけ、薄くしてあります。 翼端灯は アクリル棒を貼り、荒めのヤスリでざくっと削り倒して自作しました。できるだけ主翼の凸リベットモールドをつぶさないように、アルミテープで保護しておいて工作しています。 |
機首上面ととカウリングの段差は 結局、パテで整形しました。 筆者の紫電改のイメージラインは 機首上面がキャノピーから先端まで スムーズながら カクっとつながるラインなのです。 ニチモの機体は 排気スリットのあるタイプです。 排気管もキットのまま、塗装だけで勝負することにしました。 |
■ 塗装 傷隠しにグンゼ1000版サーフェーサーで下塗りしました。 上塗りは グンゼ No.15濃緑色(1)を使っています。(現在は 暗緑色(中島系色)という名称になっています。 あせた表現にするために、乾燥後、タンを混ぜ明るめにした濃緑色をまだらに吹きつけていますが どんなもんでしょうか? 下面は No35明灰色です。 |
デカールはさすがに経年変化で使えませんでしたので、マーキングは 343空とし、日の丸のマーキングと 胴体黄帯、尾翼数字とも手書きしました。 尾翼の黄文字の塗装方法は 黄色を帯状に塗り、寄せ集めの文字デカールを貼り、丁寧に切り抜いて保護、上面色を再び吹きつけ、最後にデカールをはがすと 見事に黄色文字が再現できるという お手軽な方法です。 |
■小物 機銃をシンチュウパイプで4本とも作り直しました。先端を焼きなまし、クギをさしこんでまわしながら、ぐりぐりと先端を拡げました。アンテナ柱は太めのシンチュウ線からの削りだし。ピトー管も金属パイプと洋白線で自作です。この3点を自作しておくと、なんだか 完成品がシャープになったような気がします。 主脚、尾脚もキットのものをそのまま使用。 プロペラもそのままですが、完成してきると平面形を少し削った方がよかったかなと思います。 |
■完成 日本の代表的な戦闘機 紫電改を 50年前にニチモが再現しました。今回は 基本形に全く手を入れずに 小物だけ自作して完成させましたが、結構シャープな仕上がりとなりました。 ぜひ あなたも 可哀想なモスポールキットを完成させてあげて下さい。 また、プラモの魅力に取り付かれること 請合います。 |
Vol.6 2009 July. www.webmodelers.com Office webmodelers
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