上の写真は 現在製作中の1/70 フジミ A-1スカイレーダーだ。現在、上塗りが終わってこれから 主翼付け根のステップの黒帯を塗装し、アンテナをとりつけようという段階である。
なぜ ハセガワから 72決定版が出ているのに、今頃 フジミなのだ というと 実は、これは一度 30年前に製作したものをレストアしているところなのだ。
作った当時は 下の写真のようにNAVYの蜂の一突きのマーキングを貼ったものだが、30年の経過はよる年波に勝てず、デカールはクリアで保護していたにもかかわらず黄ばみ、はがれ、プラの劣化で水平尾翼が折れ、修理が必要な状態となっていた。 それで、いっそと 塗装を落とし、ベトナム迷彩に化粧直しを始めたわけである。
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塗装を落とす際に フジミの繊細なパネルラインを痛めたために、翼上面のみ、スジボリにしてしまった。 折れた水平尾翼は、エナメルのスミイレでプラスチックがボロボロになっており、レストア途中で更に翼の中央で折れてしまったので、重ねて 修理するはめにあいなった。
主翼機銃は製作当時は資料がなく、シンチュウパイプで作ったが、これでは2次大戦機の機銃である。
スカイレーダーの写真をみると本物は段つきになっているので、今回はきちんと 作ってみようと思っている。この20年間の資料の充実は目を見張るものがある。
レストアをやってみると、ゼロから新キットで作る方が、簡だったかなと感じることもあるが、30年前に作ったものが、新しい塗装で甦ってゆくのを見るのはなんともいえない楽しさがある。 |