タミヤの T-55Aは実は2代目となる。 初代のT-55は1968年に発売されたもので、もちろん今の目から見ればラフなディテールということになるのだろうが、モーターライズでゴムキャタピラでよく走る好いキットだった。
今回の2代目のT-55Aはデイテールを重視した完全なミリタリーミニチュアである。可動部は砲塔回転のみ。 この素晴らしいディテールでモーターライズで走ると本当にかっこいいと思うのだが、この35年で技術は進歩したのか?
それとも退化したのか? |
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複雑な心境になるのは、モーターライズも経験した私のような世代だけだろうか。我々が住んでいるのはまだまだ 可動か,非可動かの ニ者択一しかできない時代なのかしらね。
キットの出来はいわゆるタミヤスタンダードで 部品の合いもよい。パーティングラインも目立たない場所に設定されていて、手間もかからず、組み立て易い。 部品のモールドは繊細で 砲塔上面や砲カバーのモールド、赤外線ランプなども実感がある。 |