キットについて
筆者がサンダーバードと遭遇したのは1960年代半ばのことで テレビで放映されるや大人気となった。今井科学から各種プラモが発売され夢中になったものだ。
それから40年が経過。今回 組み立てたキットは イマイが新設計したリメイク版を、アオシマが引き継いで発売したものである。今井科学初版よりは一回り大きく、現役商品で、店頭で時々見かけるはず。
初版に比べ、こちらのリメイク版はスジボリで、ディテールも合いもよく、作りやすい。なんといってもスタイルが素晴らしい。
初版は主翼がバネ仕掛けで開くようになっていて、ストッパーが下に突き出ていてスケール感をそいでいた。リメイク版は 手動で主翼可動に改められていて、部品点数が少ないが、エンジン部も秀逸なできだ。 |
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塗装
2003年に発売された 「サンダーバード アルバム」(朝日ソノラマ) 掲載されていた写真を元に、塗装している。
胴体は 黒銀で下塗りして、グンゼ8番銀にクリアを混ぜて、黒銀が所どころ残るように まだらに吹き付けている。こうすると、自然な金属感が出るみたいで、銀というのは不思議な色で、周囲とのコントラストがあるほど 輝き感が出るような気がする。
機首とエンジン部は 白で下塗りしておいて、
機首の赤は 68番モンザレッド
エンジン部の ブルーは 34番スカイブルーで塗装した。胴体の黒帯も塗装とした。
いずれも塗りわけはマスキングテープを細切りして行った。
デカールを貼った後、周囲の余白を丁寧にカミソリで切り抜き、保護のためにクリアを薄く吹きつけしている。クリアをやりすぎるとシルバーの輝きがにぶくなるので注意。 |