ようやく梅雨が空けたかと思えば戻り梅雨の雲に阻まれ夏空が見えません
ヤキモキしているモデラー諸氏も多いでしょうが終わりのない雨は無いのでここはもうしばらく我慢して作品の仕込みに専念しましょうか
<実機解説>
シドラ湾上空の空中戦でトムキャットに撃墜されて不名誉ながらもその名を世界に知らしめたSu-22「フイッター」だがそもそも戦闘機ではない。
元は前作のSu-7攻撃機の離着陸性能を改善する為に取り入れた可変後退翼を装備する戦闘攻撃機である。可変翼(外翼が3段階にマニュアル操作で変更)を取り入れた結果 Su-7の最大の欠陥であるスピードは良いが少なすぎる搭載量・短すぎる航続距離が大幅に改善され最終生産型ではSu-7の3倍の搭載量と後続距離を有しソ連では1990年まで海軍航空隊(沿岸基地から運用)で使用され旧ワルシャワ機構加盟国であった中央ヨーロッパ諸国では現在でも使用されている息の長い機体である。
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同級機のミグ27に比べて搭載量やハードポイントの取り付け数に遜色がなく維持コストが安いのが長生きの秘訣であろう。
ちなみにソ連空軍名はSu―17で輸出タイプはSu-22と分類される
性能 機体重量: 10、445Kg
最大離陸重量: 19、700Kg(4tの各種装備品含む)
最大速度 : マッハ1.9
後続距離 :2300~2500Km
固定装備 :30ミリ機関砲2門
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