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 ユーノス ロードスター (タミヤ1/24) の製作

by  サザン湘南      /     
 サザンを聞きながら 初夏の風に吹かれて オープンカーで湘南海岸をドライブしたい。誰しも持つ ささやかな?夢でしょう。
そんなサザン湘南さんの あこがれの 2シータースポーツカーです。(編)


 今回のオープンカーは タミヤから発売されている 1/24 ユーノス ロードスターで す。
海外モデル名のマツダ ミアータといえばわかる方もいるかもしれません。

 タミヤから発売されていたモデルは 国内版右ハンドルで ヘッドライトがパカパカする初期モデルです。イメージカラーのダークグリーンのボディとレザーの内装の組み合わせが まさに英国のライトウエイト スポーツカーの渋い雰囲気を醸し出していて、もし お金があれば 一台ぜひ欲しかった車です。
 初期モデルは繊細なボディラインで、後ろ姿もキュートで可愛く、国産車ですが、こんな車で海岸をドライブしたいなという想いをいだかせるスタイルの車でした。 
 現行のロードスターはボディラインがいじられてしまって、ヘッドライトもごく普通のオープンスポーツカーになっていますので、初期型は今でも絶大な人気を誇っています。



 実は、このロードスター、 90年代半ばのこと、一度だけ 運転させてもらったことがあります。 当時の会社の上司がちょいと粋な人で、ロードスターを通勤に使っておられました。5月連休の中日に沼津までドライブに誘っていただき、帰りは私の運転で 沼津から伊豆を山越えして、熱海に下り、海岸沿いに茅ヶ崎まで走って帰ってきました。 
 男2人のドライブで 色気はなかったのですが、天気もよく、風に吹かれてのドライブの気持ちよかったこと。 
 ボディ色も内装のレザーもまさに 今回製作したモデルと全く同じで ちょっと渋めの雰囲気でした。大人の軽い遊び道具という言葉にぴったり。
Fan to driveを満喫できる1台、いつも こんな車を運転したいものですね。




【キットについて】

 さて、タミヤのロードスターは ボディとバスタブ箱型のコクピットを組み合わせる いわば日本の標準のプラモデルです。可動部や、エンジン、シャーシーといった内装物は ありません。その代わり、半日もあれば、組み立てられます。
 先月のモノグラムのコブラ427はエンジンやシャーシーまで見事に再現した、これぞカー好きが設計したとわかるモデルで、組み立てても 本当に楽しいプラモデルでした。
 タミヤのロードスターは それとは方向性が全然違うプラモデルです。
誰にでも組み立てられる簡便性を優先するのか、fan to assemblyを優先するのか、プラモデルとしての楽しみを追求する道は 色々あるようです。
 

バスタブのコクピットの乗せたシャーシー エンジンレス


【製  作】

 シャーシーは床板に車軸などを取り付けるようになっています。歪まないように取り付けて、半艶ブラックで塗ってしまえば完了です。
外から見えるエグゾーストパイプは金属パイプに置き換えました。

ボディは 丁寧にパーティングラインを消して、1500番で磨いて、コンパウンドをかけておきました。
コンソールとバスタブコクピットは ユニットとして組み立ててしまいます。


[塗 装]

 ボディの塗装は 、ロータスグリーン風。MrカラーNo.6グリーンをそのまま吹いています。グリーンは厚く塗るほど色が濃くなってゆきますので、好みの色合いで止めましょう。 塗装後に、実車のコンパウンドワックスでツヤだしと保護を兼ねて磨いています。


 バスタブのコクピットとシートはMrカラーのブラウン系の塗料を調色してレザー塗装とし、よく乾燥させてから、薄くブラウン系のタミヤエナメルで陰影をつけました。また、ところどころ、ピンやモールをシルバーでアクセントをつけています。

ダッシュボードとハンドルは先回のコブラと同じく、木目塗装にしました。
 木目塗装の方法ですが、まずつやけしブラックで塗装し、バフとオレンジでかすれるようにドライブラシし、最後にクリアオレンジ+クリアレッドをかければ、赤っぽいローズウッドのような木目の雰囲気に仕上がります。
実車のセンターのオーディオコンソールはアルミメッキ風でカジュアルなのですが、ここは木目で渋めに統一して決めてみました。



 タイヤホイールは 明るいメッキでしたので、クリアーブラックを薄くかけて陰影をつけています。



 ウインドーの透明部品は透明度もよく、薄い良質なものなので、汚さないように注意して接着すればOKです。
サイドミラーの鏡面はさすがにアルミテープを貼ってみました。



ライトなど小物を慎重に取り付ければ完成です。

 憧れのスポーツカーをあなたも一台いかがですか。
ではお先にドライブに。



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Vol.18 2010 June.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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