Home >今月のハイライト>誌上個展 零戦52型 XP-55 スーパーマリンS6B 疾風

零戦52型 XP-55 スーパーマリンS6B 疾風

by 加藤 寛之 

零戦52型(マイクロエース 1/72)

 要するに、もとはLSの名キットで、本当は1/75。昨年だったか、21型をそれなりに改修して組んだのだが、定例会に持っていったところ、“このキットは可動じゃないとネ”という当然のご意見。自分でも“そうだよネ…”みたいなところがあったので、机の脇にあった52型を作った次第。今回、形の改修は適当なところでヤメて、力点は可動に。その可動部分は、プロペラ、タイヤ、風防、エルロン、フラップ、ラダー、着艦フック、増加燃料タンクの取り外し(LSの初版ならば主脚も可動だが、現在は固定化されているので、それはナシ)。どの可動もガタはなく、どの位置でも止まるように加工した。もう、何個作ったか分からないキットだが、今回初めて可動を上手くまとめられた。








XP-55 アセンダー(MPM 1/72)

 先日、自宅の在庫をあさっていたら発見したキット。購入の記憶がまったくない。ちょうど、岡部ださく著『世界の駄っ作機④』の表紙に魅せられていたので、チョチョイと組んでみた。簡易インジェクションとしては上出来なキットだと思うが、そうはいっても簡易インジェクションなので、“あとはヨロシクね”的な部分は多々ある。にもかかわらず、旧LSの零戦を可動で組んだ後なので、意外なほど手軽に出来上がった。よくみると、結構イイカゲンな形のとらえ方なのだが、細部を知っている人もいないだろう(私も知らない)から、これで充分にOKである。どこから見てもアセンダーに見える。







スーパーマリンS6B (エアフィックス 1/72)

 エアフィックスのキットでもごく初期の製品。最近、他機とのセットもので再販されたが、単品ではここ20年くらい見ていないように思う。『プラモガイド』(←古!)にはフロッグ製品よりも形がいい、みたいに書かれているが、作ってみた私には“これでもマシなのか!”と信じられない。特徴ある形だし、青と銀に塗ってあるからS6Bだが、実機とキットの形は、隼と鍾馗くらいの誤差はある。そうは思いながらも、楽しく組む。キットは2つのフロートを2本の横棒でつないでいる。実機は張線であるので、これは改修した。模型でも線を張ってしまえば強度的に問題はなかったのだが、実機写真を見るとフロート後端に係留時用らしい棒で連結している。面白いので棒を接着しておいた。もっと形のとらえ方が劣るというフロッグも、持っているような気がするので、そのうちに組んでみたい。







陸軍四式戦闘機 疾風 (タミヤ 1/48)

  アセンダーとは別の日のことだが、これも自宅の在庫から発見したキット。特に理由もなく、組んでみた。旧い製品とはいえ、48スケールなのに部品点数は少なく、構造もガッチリとしていて、とても組みやすく出来ている。塗装は、以前に72スケールでやってみた、赤いカウリング。塗装を考えるのが面倒だったので、同じにしただけのこと。それでも多少の考証はしたので、まったく同じ塗装という訳ではない。テキトウといえばあまりにテキトウな塗装なのだが、プラモデルだからこれでもよいのである。









 Home >今月のハイライト>誌上個展 零戦52型 XP-55 スーパーマリンS6B 疾風
Vol.19 2010 July..        www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
  無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

個展


TOTAL PAGE