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ハセガワ たまごひこーきシリーズ
P51 ムスタング

by 加藤 寛之 
  久しぶりに再発売になった「たまごひこーき」から、ムスタングを作ってみた。私の仕事が忙しい冬の季節になり、簡単にできるものを選んでのこと。
 


 パーツを切り離し仮組みしてみたら、とてもよく合う。差込み部品もいい感じで収まる。形にも味がある。機首上面は角ばった断面だし、主翼ときたら層流翼を強調して60%位置くらいに最大厚をもってきているし、フラップの前で窪むような特徴ある断面形をちゃんと誇張表現している。もう一つ感心したのは、水平尾翼の取り付け部分。水平尾翼側は型抜き勾配で出っ張っているのだが、胴体側は凹んで成型してあった。「なんだ、普通のプラモデルもこれでいいのに…」と思ってしまうほどだ。これは、飛行機好きの達人が自分のこだわりを叩き込んで設計したキットに相違ない。
 


塗装は、GSIクレオスの水性塗料の銀を筆塗りする練習台にした。水性塗料は臭いが少ないので、なんとか使い方を習得しておきたいのだ。銀は、そのなかの難関色。上澄みのクリア成分を廃棄してアルミ粉を濃い状態にして塗るのだが、厚塗りしないと発色しないし、刷毛めも残ってしまう。今回の銀塗装では、やや厚塗りした後、表面を2000番のサンドペーパーで削って刷毛めを取り、再度、薄めの銀を塗布してみた。出来上がりは写真の通りだが、まあ、使える方法だと自己評価。そのほかの色は、排気管周りを赤くした以外、だいたいキット指定に近い。デカールはこだわり過ぎなほど揃っていて、その本気度がヒシヒシと感じられる。こらもイイ。そして、完成した。
いま、レベル・ファイターシリーズの脇に鎮座している。


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Vol26 2011 Februaly.        www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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