1934年にヨーロッパで開催される第4回国際飛行競技に参加する為ドイツのバイエルン航空機製造会社(BFW社)で開発された単発スポーツ機である。その機体の設計はウイリーメッサーシュミットが行い主翼形状や胴体形状等に後の名機Me109に通じる個所が多く見受けられるスマートな機体であった。
1934年に4月に初飛行しその年の国際飛行競技界に参加したが競技内容が他の旧式で軽量な機体に有利に設定されていたので良い成績は納められなかったが性能は優秀であったのでドイツ空軍に採用され将校の連絡や輸送任務などに広く使用されWW2のアフリカ戦線ではアフリカ軍団指令の名称ロンメル将軍が使用した機体としてシュトルヒと共に有名である。
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また大戦末期には主翼の上に「パンツアーファースト」(歩兵携行対戦車兵器)を搭載し地上攻撃機としての使用を考えられたのはこの機体の持つ基本性能が高かった証しでもある。
さらにWW2後のフランスでは生産設備が残っていたノール社で「パングアン(ペンギン)」の名で生産が続けられ285機が作られ海軍や空軍で連絡機として使用された
性能緒元
乗員:1名
乗客:3名
全長:8.5m
全幅:11・5m
全備重量:1.660kg
エンジン:アルグスAs10C(270hp)
最大速度:300km
航続距離:1000km
実用上昇限度:6・200m |