さて、ひさしぶりの 懐かしのB級キット 連載 第11回目は フジミの1/48 Fw-190Dを取り上げたいと思います。
このキット 初版は1960年代の発売で、高荷画伯の素晴らしいタッチの箱絵でした。
Me262の基地防衛に使われていたことが多いので、バックにMe262が2機描かれています。
第2版の箱絵も素晴らしいもので、こちらはMe262基地をスピットに襲われ、、緊急発進した様子が描かれています。ですから、Me262はまだ 脚が上がりきっていません。
さて、このフジミのキットはさすがフジミで 精密な表面モールドで成形は素晴らしいのです。しかし、当時の風潮で機首にモーターを仕込んで、プロペラが回るように設計されていたため、その影響がスタイルにも現れ、機首が太いのがデッサンの致命的な欠点となりました。 |
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といってもタミヤの決定版が発売されるまでは 1/48では このフジミのドーラが唯一のキットだった時代がありまして、辛抱して作ったものでした。
この太い機首が刷り込まれ、タミヤのドーラが発売された時に逆に機首が細い?と感じたベテランモデラーが多かったそうです。
今回組んでみると、機首のスタイルは別として、かっちりとしたフジミ独特のモールドで キットとしては組みやすいキットでした。
プラモ雑誌や プラモ展示会で完成品を見ることが無い可哀そうなキットです。
もちろん、このキットはまだ現役のはずでプラモ店の棚には地味にならんでいるはずであります。 |