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ジーメンス・シュッケルトD.Ⅲ(TOKO1/72)

by 作左衛門

　こんにちは、作左衛門でございます。
今回はパッケージがローデン仕様のTOKO1/72ジーメンス・シュッケルトD.Ⅲで、小さくて可愛い機体です。

(02ボックスアート)

　実機は１９１８年4月から実戦配備され、イギリスの主力戦闘機ソッピース・キャメルに脅かされていたドイツ空軍から期待されましたが、真価を充分に発揮しないうちに休戦。
姉妹会社のジーメンス・ハルスケ社製の回転式空冷星型発動機の新型を搭載していました。運動性は非常に優れていましたが操縦が難しく、またエンジンが過熱しやすいのが難点でした。

再び開戦と同時に主翼を改良したD.Ⅳの生産が開始されたため、原型機を含めて89機の生産にとどまりました。
後にジーメス社はフォッケ・ウルフ社に吸収されてます。
翼幅8430mm、長さ5700mm、最高速度180㎞/ｈ、重量725㎏、乗員1名。

　さて、コクピットからです。パーツはシート、操縦桿、床、ラダーペダルの4点です。今回はパイロットのフィギアを乗せるので、ディティールアップは行いませんでした。
見えそうな範囲を塗装して終了です。

(03コクピット組立)(04コクピット塗装)

ずんぐりむっくりの胴体左右のパーツを合わせてから、コクピットの床板を差込み、エンジン壁で蓋をします。

(05胴体組立)

　　主翼上下のローゼンジパターンは、しっかりと印刷されたデカールがありましたが塗装にしました。
まずは、ローゼンジパターンのデカールをスキャンし、スキャンデータをグラフィックソフトで開きます。赤いラインで丁寧にパターンをトレースします。赤いラインにするのは見やすくするため。
予め色のナンバーを決めておき、割り振っていきます。デカールの印刷も、良く見るとある程度の幅のパターンをコピーしているのが分かります。要はその分だけをトレースして複製して増やせばいいわけです(笑)

(06ローゼンジパターン1)(07ローゼンジパターン2)

　主翼が確保できるスペースまで増やしたら、赤いラインを黒に変換し、更に色数の分を(1色はベースとして塗装するので4色ローゼンジだったら3色分)複製して増やし、おおよその位置決めのアタリとしてトンボ(四隅のマーク)をつけてプリントアウト。紙は普通のコピー用紙で大丈夫です。で、丁寧に色のナンバーをくり抜きます。

(08ローゼンジパターン3)(09ローゼンジパターン4)