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オーロラのおぞまシリーズ
Forgotten Prisoner(悪夢城の忘れられた囚人)

製作・解説:R.P.K.

 アメリカのオーロラ社は、1/48WWI複葉機や1/8フィギュアなどのキットを発売していたが、全く似ていない飛行機やホラー映画のモンスターなども多数あります。その中でも地下牢に繋がれて白骨化した囚人や18世紀フランス革命で使われたギロチン処刑台のキットは、おぞまし過ぎると物議をかもして話題になり、複葉機はケロッグのオマケになったりしたが倒産、その後ポーラーライツやメビウスからホラーシリーズ、SFキャラなどが再版されています。 以前BBSに投降したオーロラの絶版Forgotten Prisonerは一時とんでもないプレミア価格でオークションに出品されていたが、作りかけでパーツも一部欠損して説明書もないオーロラ版を運良く安く入手できた。幸い瞬着を使用してなかったのでパーツを分解して整形しながら組み立て、鎖の中心を開口して欠損していた左下の手と右下の骸骨はメビウスのホラーパーツから流用する。足元のフラットな地面は園芸用砂利とファンドでそれらしく手を入れた。

1)地下牢の壁に打ち込まれた鎖に繋がれて放置され、忘れられて白骨化した囚人。 


2) 壁に毒クモが這い、白骨になってうらめしそうな骸骨だが体格が良すぎるかな。



3)先に繋がれて白骨化した別の頭蓋骨をネズミが齧り、奥から蛇が狙って這い出て来る。



4)別囚人の鎖に繋がれて残った手の骨を立ち上がって齧るネズミ。



5)最初に入手した時は作りかけでインストもなくパーツ不足のジャンク状態だった。





まだ製作途中だが、ギロチン台と魔女も紹介しよう。ギロチン台は後手に縛られた貴族の死刑囚が台ごと切断位置に移動して首を固定、止めていたロープを外すと刃が落下、首が切断されてカゴに転がり込む実物のようなギミックのキットだ。 刃のパーツに粒重りを入れて落下をスムーズにして、台のパーツにランナーをシンナーで溶かしたプラパテを塗り引っかいて木材の質感を出してみた。あまりスプラッタにならないように塗装して仕上げるつもりだ。

6)ポーラーラーツからオーロラのギロチンが当時の箱絵で再版されている。



7)貴族の死刑囚を立たせた台が倒されて切断位置まで動くギミックだ。



8) 首枷をしてから刃の固定ロープをほどくと落下して首を切断、カゴに転がり込む。




魔女はネズミやコウモリ、蛙、猫などを大鍋で煮ているシーンだが、リアルな箱絵と異なりマンガチックな表情や固まりみたいな炎パーツが残念だ。 せっかくビンなどが透明パーツなので、髪と炎に何とかリアル感を出せれば面白い作品になるユニークなアイテムだろう。

9)魔女も再版され、怪しげな秘薬を入れるビンも透明パーツになっている。



10)火にかけた大鍋やネズミなどを入れた檻、切り刻む台など塗装が楽しめる。



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