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  ユーロファイター タイフーン イタリア空軍(ドイツレベル 1/72)

by  studbolt


2007年にリリースされたドイツレベル社製のユーロファイターです。
最近になり、ようやくハセガワからとどめの一発のようなキットが
発売されるまでは、このキットが1/72ユーロファイターの決定版でした。

ハセガワに勝っているのは、5カ国分のデカールと(ハセガワは英独のみ)
なによりこの素晴らしい箱絵でしょう。
ドイツレベルには複座のキットもありますが、それはまた別の機会に。



プラスチックパーツの成形はポーランド製、金型はどこが産地か不明です。
過去の試作機の段階からドイツレベルのユーロファイターはいくつか
リリースされていますので、過去の金型の改修モノだとすれば、ドイツ製の
金型かもしれません(ほぼありえないと思いますけど)。

パーツは薄緑がかったグレー1色とキャノピー用クリアパーツ。
きちんと小分けの袋に入っていて海外からの送付の後でもパーツに痛みは
無いです。垂直尾翼や主翼のソリは多少あります。修正は容易でした。



全体のデッサンはおおむね良く、上品な凹モールドのキットなのですが
風防+キャノピーの間の枠の位置が実機と違い、かなり後ろになってしまって
います。実機の取材が不十分だったのか、考証不足でしょうか。
これは同社の1/32ユーロファイターでも同様です。
作り手としては修正が困難なのでそのまま制作しました。ハセガワキットの
風防+キャノピーを使いたかったところです。



コクピット内は、射出座席などかなり手が込んだ内容です。自分としては
社外品ディティールアップパーツなどは使わなくても良いと感じました。
搭乗員はハセガワのF-16から移籍してもらいました。

インテーク内部はほどよく再現されており、のぞきこまない限り良い雰囲気です。



主翼と胴体の接合は、少し癖があります。きちんと説明書通りに組みました。
ハセガワキットよりプラの厚みが薄いのか、非常に軽やかなキットです。

機首にはきちんとオモリを入れ、パイロンと接着してから全体を塗装しました。
そのあと脚・増槽・兵装を取り付けます。



このキットのAAM類は翼が薄く成形されており非常に好感度が高いです。
AMRAAM、IRIS-Tを使いました。まだ他にサイドワインダー、TAURUSや
STORM SHADOWもついています。



海外製キットらしく組み立て方にクセがあり、風防枠はちょっと残念です。
でも、なかなか力の入った良いキットです。
素組でイタリア空軍仕様にしました。レベルの説明書では色の調合に困るので
調べるためにとにかくサイトでイタリア軍のユーロファイターの写真を引っ張り
まくりました。
機体全体はクレオス306、機首など電波透過部分は334か308か迷って308にしました。
ハセガワの英空軍仕様の真逆パターンです。でも、おそらく308は使わず334のほうが
良かった気がします。




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