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オーロラ・グラフィティ 
No.1:飛行機キット

解説:R.P.K.

  戦後の1956年からプラキットを発売しているアメリカのオーロラ社は、後期にモンスターなどの優秀なキットも多いが初期は似ても似つかない飛行機が多かった。それでも箱絵が劇的でカッコ良かったので、当時は高価でとても小遣いでは買えずにデパートや新橋ステーションホビーで見つめるしかない。 モノグラム社のバルサ材に印刷した木製キットやギミックだらけの高価なプラモなんか高嶺の花だった時代に、父親が始めてレベル社のピアゼッキ・ヘリを買ってくれて、それまで作っていたソリッドモデル用のセメダインCで組み立て、スライドマークなんか分からないから台紙ごと切り抜いて貼っていた。そんな時代の1961年版オーロラ・カタログを見ながら、手持ちのキットなどと合わせてご覧ください。

 1) オーロラ社が元気だった1961年版カタログは、航空機や艦船、戦車、車、ライフル、HOゲージ用建物、1/10フィギュアなど魅力的な箱絵が満載だった。


2) 1/48スケールの複葉機シリーズは、大戦機や現用機よりはるかに出来も良かったが、一時はケロッグ・コーンフレークのオマケになっている。



3) 一応1/48だが、魅力的な箱絵とかけ離れたとんでもないキットが多い。



4) スピットファイアーに追尾されて被弾、脱出する劇的な箱絵だが、キットはBf109Eのようで主翼に爆弾を搭載してマークの凸モールドまである。



5) F9Fパンサーは試作型のプローブとロケット弾が付き、厚い1枚の主翼に脚収容部は凸モールドだけのキットだ。



6) MiG-19の実機が分からなかったのか、この中では驚くような機体で硬く緑色の光るプラパーツの恐ろしい出来。



7) オーロラ後期の1/72キットで、珍しいAH-56Aシャイアン攻撃へりは、大きすぎる箱にもかかわらず出来も良いが国内ではほとんど見ない貴重品。



8) レベルから発売されていたマーチン・キャンベラ爆撃機は、紐と粘土が付いていてブンブン振り回すキットだが、マルサンがラベール提携として発売した。



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