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ドイツ博物館(その2)
メッサーシュミット 108 タイフーン

田口博通 Hiromichi Taguchi       . 

 ミュンヘン ドイツ博物館の所蔵機 今月は Bf-108 です。
スカイブルーの民間機塗装で D-IBFW のコードをつけています。
日本ではバイエルン航空会社の頭文字をとって Bf-108と呼ぶことが多いようですが、保存機のキャノピー下には メッサーシュミットの文字が書かれてあり、説明表示のように Me-108 と呼ぶのが正しいのかもしれません

撮影時期:2013年3月11日
撮影場所:ドイツ博物館(ミュンヘン)



実機について
 ウイリー メッサーシュミット博士がバイエルン航空会社で設計したメッサーシュミット-108は第2次大戦前の1934年に開発されました。技術的にはBf-109戦闘機の基礎となった機体で、低翼単葉、引き込み脚(手動式)、沈頭びょう、胴体全金属モノコック構造を採用しています。
主翼は一本桁構造で、前縁スラットと、隙間式後縁フラップを採用した当時としてはきわめて斬新な設計でした。ほとんどの技術がBf-109に流用されています。
Bf-108Bは4座で1935年に完成していますが、同時並行で秘密裏のうちにBf-109戦闘機の設計が進められ、実際Bf-108はその技術のテストベンチの位置づけであったようです。

写真1 機体全景


写真2 斜め後ろから見たところ


写真3 機首とプロペラ


写真4 機首、キャノピー下にメッサーシュミットの文字が見える。


写真5 操縦席 計器類が見える、また、主翼は全金属で沈頭びょうである。



写真6 胴体後部 


写真7 操縦席 窓から下方が広く見渡せる設計になっている


写真8 胴体後部と飛脚



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