製作は説明書に従って順序通り組んでいけば、それほど難しくない。が、それでも パズル的な要素もあり、初心者には難しく、ある程度の経験が必要だ。箱には14歳以上のHOBBYISTSが対象とある。
組み立て説明書は一方向から書かれていて 裏側に接着する部品は具体的な接着位置が把握しづらい箇所もある。また、言葉が少なく、部品図だけで表現されているので、経験者でも 今組んでいる箇所の図だけでなく、次の図、次々工程の図の説明内容まで見て仮組をしっかりした方が確実に組んでいけるだろう。
残念なのは 組み立て説明書に部品名称が無いこと。超F1マニアならばいざしらず, 入門者にとって今組んでいる部品が実車で何という部品なのか解らないで
ただ図を見て組んでいくほど 楽しみをそがれることはない。
説明書が煩雑にならない程度で シフトレバー、ショックダンパー、メンバーなど 基本的なものだけでもいいから 名称をつけていただけると プラモ作りが楽しくなるのだ。
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また、組み立て説明書は部品ごとに塗装してから接着する方式を前提にして書かれている。キットとしては これでもちろんいいのだが、実際的な組み立てでは 小さい部品が多いため、その方法だと 接着場所の塗料を剥がす手間も必要だし、接着強度も低下する。それで、ある程度ブロックに組んで接着を確実に行ってから塗装した方が強度が確保できることもあり、説明書をにらみながら、どの場所をどこまで先に接着してブロック化するか 頭を使うことになる。
塗装の際の注意点としては 部品ランナーが中国で生産したためなのか成型時の離型オイルが少し残っているようで、ラッカー塗料をはじくので、組み立て前に部品ランナーを洗剤でよく洗うか、Mrカラーのシンナーで ごしごしと拭くとよいだろう。 |