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レベル・ファイターシリーズを追って
(Bf109E異聞)

by  コルディッツ

  Bf109は、あまりにもメジャーな機体で、かつ熱心な研究家の方も多くおられるので、 引き気味ですが、我が国であまり紹介されていないBf109の展示状況について、少し追 加情報がありますので、お知らせしたいと思います。
 私がプラモデル工作に熱中していた中学生の頃は、レベル・ファイターシリーズのE型、 フロッグのF型、エアフィックスのG型が定番だったと思います。E型より前の型やG10型、 K型など考えもしない、ある意味、幸せな時代でした。エアフィクスのキットが一番作り易 いけれど、流石に機首上面の「コブ」は不満。(しかしエアフィックス1/72最新版のG型で、またもこのコブに再会して、満足感を覚えようとは!)フロッグのガラントとマルセーユの指定塗装は魅力でしたが、片面しかないカラー塗装図とノッペラボーの機体表面に違和 感がありました。その点レベルはスピナーと水平尾翼支柱の取り付けが面倒でしたが、外形は一番それらしかったかと。
 Bf109Eの展示で、我が国にあまり知られていないようなのは、スイスのデューベンドルフにあるスイス空軍博物館と、ベルリンのドイツ技術博物館だと思います。
 デューベンドルフはチューリッヒ郊外にあり、チューリッヒ駅からSバーン(近郊都市鉄 道)で10分、デューベンドルフ駅下車徒歩10分です。博物館の隣の飛行場はJu-Air (ユーエアー)社が置かれ、Ju52/3mgによる遊覧飛行を行っています。ただし搭乗は博 物館に寄ったついでに、と軽くはいかないようです。
 博物館にスイス空軍塗装のMe109EとD3801(スイス生産のMS406)が並べられて展示 されているのは見物です。
 ベルリンの技術博物館はUバーン(地下鉄)のメッカーンブリュッケ駅から徒歩3分。
 博物館物館屋上にC47が鎮座していますので、すぐ分かります。あまり良い装飾とは思え ないのですが、ドイツやハンガリーの交通博物館などでもこのようにしている物があり、 まぁ道に迷った時は便利です。
 この博物館での拝観のお勧めはBf110FとAr96Bではないでしょうか。またベルリン 西部にはベルリン攻防戦の物語で必ず登場するガトウ飛行場に、現在ドイツ空軍博物 館も置かれていますので、ルフトバッフェ・ファンにとってベルリンは聖地になるのでは。
ガトウ飛行場跡のドイツ空軍博物館については、稿を改めてお報せしたいと思います。


 スイス空軍博物館のBf109E3。 以下スイス空軍博物館は2003年6月撮影。









スイス空軍博物館のBf108B2とFi156C3



メイド・イン・スイスの戦闘爆撃機 EKW(スイス連邦製造工廠)C3603-1



D3801J、スイス生産のMS406





ベルリン、ドイツ技術博物館のBf109E3。以下技術博物館は2008年2月撮影。



ベルリン、ドイツ技術博物館のBf110F。





Bf110Fの主翼爆弾架



ベルリン、ドイツ技術博物館のアラドAr96B。左側面はスケルトン。







ベルリン、ドイツ技術博物館に展示されていた第二次世界大戦当時の航空博物館の
ジオラマ。赤い矢印の先にPZL.P11cが。たぶんレベルのキットと思います。
 赤男爵のフォッカーDrⅠやPZL.P37ロス爆撃機を見えますね。



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