今月はB級キットというには惜しいと各自で思う秀作キットをA級と呼ぼうと、”思い出のA級プラモデル”が特集されています。
筆者の思い出のA級プラモデルというと どうしても LSの日本機シリーズとなってしまいます。
隼、零戦、彗星、飛龍と機種数は少ないのですが、どれも 思い出に残る秀作プラモデルでした。
この隼1型は初出の1960年代の流行を反映してキャノピーと エルロン、エレベーター、ラダー動翼オール可動です。そうです、これだけプラスチックの成形技術が進歩した現代で 逆に「オール可動」というのが懐かしい響きとなってしまったのは、少し逆行に感じませんか?
この隼、当初は脚も引き込み可動式で 真のオール可動でした。 |
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表面モールドが美しく、スタイルもよかったのですが、コクピットは床が無く、簡略化されていて脚庫まで素通し、今の目で見ると、脚やエンジンなどに多少 荒い部分もありました。 それでも 心の中では本当はA級どころか「名作」と呼んでやりたい気持ちで溢れています。このLSの隼は全体のイメージがいかにも隼らしいのです。
後年、ハセガワとフジミから1/72の良いキットが発売されましたが、一長一短あり、いまだにこのLSの隼のポジションは崩れないと思います。
この特集に合わせて、もう一度 新たに作り LS隼を堪能してみました。 |