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レベル・ファイターシリーズを追って
(P39)

by  コルディッツ

  9月号を拝読させていただきました。皆さんもレベル・ファイターシリーズでは、マイナー な機体がお好みのようで、「あっ、私一人じゃないんだ!」と安心しました。
 これからもよろしくお願いいたします。
 レベル・ファイターシリーズのP39は、エンジンパーツが内蔵され、カバーも別部品で、カバーを外してエンジンを見る事が出来るので、同じ趣向の「疾風」とともに、お買い得感 一杯のお気に入りのキットでした(笑)。鉄道操車場上空(?)を低高度でパスする箱絵も 秀逸で、説明書に機首に37mm機関砲搭載とあったので、さぞや活躍しただろうと想像を たくましくしたものです。長じて坂井三郎著の「大空のサムライ」を読み、やられ役と知り、 がっかりしました。最近になって東部戦線でのルフトバッフェとの空中戦で大活躍した事 が分かってきましたが、汚名挽回にずいぶん年月がかかりましたね。
 実機がアメリカ空軍博物館にあるのは、航空ファン誌掲載のグンゼ・レベルのカラー 塗装図の解説で知りましたが、まさかフライアブルの機体があろうとは知らず、初めてダックスフォードで見たときは、P63ではないかと疑いました。
 P39はフィンランドのユバスクラ郊外の「中央フィンランド空軍博物館」でも展示されています。ロシア領内内で発見されたP39二機を合体して復元されたそうで、同博物館の「お立 ち台」に鎮座していましたが、2008年に再訪した時は、やはりレストア完了したブレニム に置き換わり、P39の姿はありませんでした。しかしこの博物館のウリはB239の海賊版 LVフムやピヨレミルスキ、フォッカーD21、Bf109Gなので、あまり気になりません(笑)。
 中央フィンランド空軍博物館はユバスクラ空港の傍にあるようですが、私はヘルシンキから国鉄でユバスクラ駅へ。そして観光案内所で博物館行きの路線バスを教えて貰い ました。鉄道は3時間半位、バスは30分位なのでヘルシンキから日帰りは可能です。

ダックスフォードにて。 2005年7月撮影




ダックスフォードにて。 2006年7月撮影




ダックスフォードハンガー内。 2009年7月撮影


中央フィンランド航空博物館にて。 2003年8月撮影













中央フィンランド航空博物館の展示。メルスが、フムが、ピヨレミルスキが!


中央フィンランド空軍博物館。P39の場所にブリストル・ブレニム。 2008年7月撮影


オーストラリア、アデレードにある「クラシックジェット戦闘機博物館」に展示されていた
オーストラリア、アデレードのクラシック・ジェット戦闘機博物館展示のP39のコックピット 前部。 2004年8月撮影





アメリカ空軍博物館のP39(上)とP63(下)。 2004年12月撮影





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