キット指定ではコックピットから組むようになっているが、最初に主翼を組んで乾燥時間をかせぐ。ついでに翼下面の冷却器空気取入口や爆弾ラックも接着しておく。ここで戻って、コックピットは床板、計器盤、椅子、背板、操縦悍、照準器の6点構成。シートベルトは椅子にモールドしてある合理的処理で助かる。“計器盤にデカールを貼れ”とか、“シートベルトを調達しろ”とか、面倒なことは要求されない。これらの部品をどのように組むかを別図に示してあるのも親切だ。排気管は胴体内側から取り付ける。その前に排気管上部を覆うカバーの縁を薄く削っておく。さらに2・3の部品を挟み込めば、胴体左右を接着できる。胴体の乾燥を待って合わせ目を整形し、機首上部にある胴体機銃の膨らみパーツを接着する。これが意外なほどよく合って嬉しかった。 |
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胴体が出来たら、主翼と組み合わせる。まず、胴体と主翼下面の前後を瞬間接着剤で固定する。主翼下面後方では胴体との削り合わせが必要だったが、パテはほんの少ししか要らなかった。主翼を組み込んだだけでは上反角が足りないので、翼端間にマスキングテープ渡して引っ張りながらフィレット部分と固着させる。この引っ張り上げをするので、先に胴体と主翼下面の前後を固めたのだ。固めておかないと、主翼下面が飛び出してしまう。胴体と主翼をピッタリと接着すれば上反角がちゃんと付くし、フィレット部分に隙間は生じない。胴体と主翼を接着したところの乾燥を待つ間に、ガンパックや燃料タンク、脚などの接着や整形をすませておく。 |