”LS エルエス”は 1992年に廃業し20年以上経ちましたが、こだわりのプラモデルメーカーとしてプラモデルファンの記憶に強く残っています。
主力とする日本機は ほとんどが1960年代、70年代にリリースされていますが、いずれも名作、傑作といわれるもので、多くのプラモファンを楽しませてくれました。
また、CARモデル、GUNモデルまで多様なプラモデルをリリースしています。
幸いにも多くの金型が、アリイ、マイクロエース、童友社、に受け継がれ、現役で活躍されているものが多いようです。
LSの豆歴史
LSがプラモデルに参入したのは、1961年(昭和36年)の秋に発売された1/75スケール「彗星12型」とされています。彗星に続き、1/75 シリーズの時代に「隼1型」、「隼2型」、「零戦21型」、「零戦52型」、「2式水戦」、「彗星33型」と発売しています。また国際標準1/72シリーズで 「96陸攻」、「飛龍」
/ 「靖国」、「キ109」をオール可動で発売していて、いずれも、こだわりの名作、傑作と言われる素晴らしいもので 作った記憶の方も多いことでしょう。
その後は、時代の流れで可動を廃した「97式司偵」、「100式司偵」、「93式中練、93式水練」などのキットを発売しました。屠龍と一式陸攻も開発中のアナウンスがされたことがありましたが、遂に発売されることはありませんでした。
また、時代の流れに応じて初期の1/75シリーズも、表記を1/72に変更しています。
また、70年代には1/32で零戦52型とオリジナルの1/32 93式中練も発売しています。
この1/32零戦52型はLSの矜持らしからぬことにレベルの32零戦のコピーといわれるもので、LSファンをがっかりさせたものでした。
残念ながら キャラクターモデルやGUNモデルなどに手を広げすぎて80年代後半バブル期に岐阜新工場を建設したことが資金的に重荷となり、1992年に倒産しています。
さて、webmodelersにも 過去に多くの記事が掲載されています。下表にバックナンバーに登場したLSエルエスキット,アリイ(旧LS)の記事をリストアップしてみました。 |