アオシマの新五式戦キットについては1月号の加藤氏の記事に詳しく述べられているので、乙型涙滴風防に関する部分だけ書くと、まず 箱絵を見て、懐かしい気分になったプラモファンが筆者の周囲にも多いようだ。
実は 旧版五式戦の上田画伯による素晴らしい箱絵から流用されているのだ。今回のデザインは画が箱いっぱいに広がるもので、迫力、実感満点である。
乙型の部品ランナーは当然のことながら、胴体部品と透明風防が別部品になっている。他は甲型と同一である。 |
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説明書に塗装マーキング図はあるが、説明が全く無いので補足しておこう。箱絵になっているデカールのマーキングV39は、愛知県清洲飛行場に展開した飛行第5戦隊39号機(第5戦隊長馬場保英大尉機)のもので、Vはローマ数字5を図案化したものだ。デカールは他に33号機、88号機、48号機が付属している。 コーエーから発行されている「AERO No.6
日本陸軍戦闘機」に第5戦隊長機として塗装図が掲載されていて、それによると 上面茶系色、スピナーは赤と白の派手なものとなっている。 |