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誌上個展

「レーニンの為に」

by オンケル・ハイニ

 大阪の雑食モデラー、オンケル・ハイニでおます。
今回は「記憶に残る傑作キット」ちゅうことで、タミヤのKV-1Bを投稿させていただきやす。



タミヤのKV-1Bはかなり昔に発売されたC型をリファインしたもので、「九七式改」と「T-34/85」との同時発売であったと記憶しています。当時はまだ模型が今ほど高価なものではなかったものの、同時に3種類しかも九七式改は2台、計4つ購入は当時としては結構 負担がきついなと感じた様に思います。



ただ、当時はAFV冬の時代で、AFVのキットを出してもらえるだけで万々歳ではありました。
んで、KV-1Bはそれまで発売されていたC型の流麗な鋳造砲塔とは全く異なり、でっかいボルトむき出しで無骨そのもの「これぞ戦車」と言った姿に、心引かれたものです。



さて、きっと自体はかなり昔に作ったもので、特に手は加えていません、フェンダーステイ位は作り直した方が良かったと、今では後悔しています。
今回は砲塔にソ連戦車独特のスローガンを書き込み汚しやチッピングを追加した程度です。



ただまあ、それでは申し訳ないので、ディオラマベースをでっち上げ、ロシアの農村の風景に仕上げてみました。
農家も以前の作りかけを塗装した物です。



農家は発泡スチロールで家の形を作り窓と扉それと土壁の剥落した部分を切り抜き、割り箸を削って、木製の部分を組みます。
また、入り口の扉と窓の雨戸(?)は1.2ミリのプラ板で作り、藁葺の屋根は100円ショップで購入した卓上箒の穂先をカットして木工用ボンドで屋根型に組んだ発泡スチロールに貼っていきます。



本来はソ連兵のフィギアを作る予定だったのですが、タイムアウト。
変わりに1.2ミリのプラ板で長椅子と手押し車を作って配置してみました。



ベ-スの地面の部分はファンドで作り、タミヤのテクスチャーペイントのダークアースと草グリーンを塗りたくってみました。
まずはお手軽に感じを出せますので、時間の無い時などには便利なものだと思います。


今回 KV-1の砲塔に書き込んだスローガンは、ロシア語で「レーニンのために」だそうです。
なんとなく「スターリンのために」の方がソ連戦車らしいとは思うのですが、どうもあの大将の顔を思い出すと、あのタコのため と書くのはイヤで、字数や書きやすさなどを
考慮して上記のスローガンにしました。



塗料は絵画用の水性アクリル塗料をイソプロアルコールで溶いたものを使用しました。
これだと下地の塗料を侵さないし、書き直しが容易で、隠ぺい力も高くて便利です。


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Vol.68 2014 April.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved / 
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