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イギリス博物館めぐり(その44)  スーパーマリン・ストランレア Supermarine Stranraer

小柳 篤司    コヤナギアツシ       . 

 スーパーマリン・ストランレアとはイギリス空軍最後の複葉飛行艇です。
 第二次大戦前の1930年代に航空省は哨戒飛行艇の要求仕様R.24/31を提示し、スーパーマリン社は自社で開発していた複葉飛行艇の発展型サウサンプトンVで応じ、1933年に開発が契約された。複葉双発の旧態然としたデザインだが、複葉飛行艇の最後期なので金属製の艇体、密閉されたキャビン等、近代化された箇所も有った。原型機は1934年6月27日に初飛行、翌1935年8月に空軍から量産型17機が発注されストランレアと命名された。1937年初めにペンブローク・ドックの第228飛行隊が、初の飛行隊となり、後に3個飛行隊に配備された。
第二次大戦初頭にストランレアは2個飛行隊に配備されていたが、旧式化した為に1941年3月には第一線から退き、1942年10月まで訓練に用いられた。
 ストランレアはカナダ空軍にも採用され、カナディアン・ビッカース社で40機がライセンス生産された。カナダ空軍機は1945年2月に退役したが、民間に払い下げられた機体は1950年代まで使われていた。

撮影時期:2010年7月
撮影場所:ロンドンRAF博物館
http://www.rafmuseum.org.uk/

写真(1) 機体全景。


写真(2) 機首右側面。


写真(3) 艇首。


写真(4) エンジンナセル。
 オリジナルのエンジンはブリストル・ペガサスですが、この機体はアメリカ
製のライト・サイクロンに換装されています。


写真(5) エンジンナセル下側。


写真(6) エンジンナセル後方。


写真(7) 揚陸脚。展示棟の天井が低い為、車輪が外されています。


写真(8) 外翼下面と翼端フロート。


写真(9) 翼端フロート側面。


写真(10) 後部胴体側面。


写真(11) 尾部。揚陸用ドリー上に載せられています。


写真(12) 後端部。



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