プラモデルは気軽に楽しんで作れることが一番と、気づいたのは 恥ずかしながら、実はここ数年のことで、怖がらずに エアブラシと筆塗を併用して始めた頃からだ。
その前は、前縁黄橙色帯もエアブラシを使い、その煩雑さに 手が進まず、プラモ作りが苦痛だった時が多かった。
思い返せば、「全体を統一して ミスなく作らなければならない」という技術至上主義の呪縛に支配されていたのかもしれない。
今世紀は文明から遠い某国での生活が続いて、 現地で手に入る塗料と筆と材料で、「出来上がりは別として」 プラモデルを作ることを経験してから、プラモデル作りが苦痛ではなくなった。 |
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今では、シートベルトをつけなくても、計器を塗り分けなくても、 もちろん、アンテナ線も、ブレーキパイプも マー気が向けば自作すればいいだけで、「いつも必ずこうあらねばならない」 という呪縛が無くなった。
そう考えると完成が早くなった。完成機が増えるとプラモデル作りが自然と楽しくなる。
近頃は皆様ご存じの通り、B級キットでも許せるというか、その味わいが解るようになったのは個人的に大きな進歩だと思っている。「教養とは寛容のことである」とは最近 聞いた一節だが なーるほどと。 もっとも、まだ 苦労を買うようなキットに自ら飛びつくほどストイックになってはおりませんが。
ということで皆様も 筆塗りを少し試してみませんか。 |