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プラモデル製作記事 温故知新シリーズ第二弾

YF-105B サンダーチーフ (レベル 1/75)

by ヒサマロ




 どうもヒサマロです。温故知新シリーズ第二弾はレベルのサンダーチーフをチョイスしてみました。水平尾翼の裏にREVEL 1957 と刻印されています。文字通りB型が初飛行してからすぐにキット化されたものと思われます。キャノピーの後に小窓がついているのは増加試作機までで量産型ではなくなっています。せっかくですのでこのまま増加試作機として製作します。 今回製作したものは1968年頃グンゼレベルから国内販売されたものでボックスアートは橋本喜久男氏が描いたベトナム迷彩機となっています。このキットの完成写真もプラモガイドくらいでしか見た覚えがないですね。




 さて、製作に入りましょう。この時代のレベルでは珍しくパイロットとシートが別々にモールドされています。丁寧に塗装して後はいつも通りに黒く塗っておしまいです。キャノピーと受油プローブが可動になっていますがプローブの方は単に扉が開くというだけですので固定してしまいます。機首に錘を仕込んで左右の胴体を接着します。 主翼は上下接着して胴体に接着して終了です。空気取入口から中が見えないよう仕切りがちゃんとついています。あとは水平尾翼と尾部の排気口を取り付けキャノピー接着して組立終了です。爆弾とパイロンが一体になっている左右パーツを接着しておきます。


 

 塗装はナチュラルメタルですのでミスターカラーの8番で例によって筆塗りします。銀モールドですので一部はそのまま塗装せずに残してみました。筆塗りで銀塗装をきれいに仕上げるのは至難のわざですね。 エアーブラシなみに薄めた塗料を塗っては乾かしを4回くらい繰り返して何とか見られるようにします。機首の黒、アンチグレアグリーン、尾部の鉄色を塗って終了です。




 マーキングはキット付属のデカールはベトナム迷彩だけですので今回は35年位前に購入したマイクロスケール(現スーパースケール)72-96番から数字や記号を切り貼りして増加試作機5号機としてみました。 大変だったのは主翼下面のUSAFと国籍マークが脚カバーにかかっているところです。脚カバーを仮付けしてデカールを貼り、半乾きの時に脚カバーに沿って切り取りをします。




 デカール完全に乾いた後に脚と脚カバーを接着します。前脚カバーはイモ付けですので接着に苦労しました。はい、出来上がりです。外形的には主翼端や垂直尾翼の形に不満もありますがサンダーチーフらしさは出ていると思います。 今回初めてこのキットを製作して一番感心したのはなんとモールドが全面凹み彫りに凸リベットなんですよ。この時代にこれはすごいなと素直に脱帽しました。ではまた次回をお楽しみに。





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