Home >航空自衛隊 飛んでる食玩 (童友社1/144、エフトイズ1/144、1/300)

誌上個展

航空自衛隊 飛んでる食玩
(童友社1/144、エフトイズ1/144、1/300)

by  怪傑Helper

 ど~も!自衛隊特集という事で、持ちネタがありましたので久方ぶりに寄稿させていただきました。

今回紹介するのは、1/144食玩キットを使った空撮であります。


 まずは童友社のF-4EJから…305SQの旧塗装バージョンです。
ライトグレイとホワイトのシンプルな塗装は、おやじ世代の目にはとても懐かしく映ります。
配備当初、ハチロクやマルヨンのような戦闘機然とした機体を見慣れた目からは、ベトナム戦争で戦爆として使われていた大きな図体のファントムには戦闘機としての精悍さを感じる事はありませんでした。
また、専守防衛という建前上、核兵器を含む射爆管制機器の一部や空中給与装置を装備しない機体はダウングレード版としか思えなかったんですな…
しかしながら現金なもので、これも見慣れてくると艦上機ゆえのがっしりした足回りや大きな図体が逆に頼もしく見えてきたのも事実であります。
昭和46年に導入以来日本の空を守ってきた古強者は、現在に於いても各地で行われる航空祭で一際爆音を響かせ、その雄姿を見せてくれます。
(最近では頑張っているファントムの姿を見ると、自らと重ねて『無理するなよ…』とつぶやいてしまいます。)




 お次は、8SQのF-4EJ改であります。
洋上迷彩と呼ばれるブルー系の迷彩が激しくかっこいいのであります。
十数か国で運用されたベストセラーのファントムですが、それぞれの使用地域に合わせて施された迷彩塗装の中でも群を抜いてスタイリッシュなのは空自の洋上迷彩でありましょう。
ちなみにASM-1はピットロードのウェポンセットから調達しております。




 F-4シリーズ最後は501SQのRF-4EJであります。
RF-4Eの定数不足を補うためにF-4EJに偵察ポッドの運用能力を付与したもので外観はF-4EJまんまであります。
画像からも独自の3色迷彩が日本の山林に溶け込むようになっているのがお解りいただけると思います。



 童友社のF-4EJ(改)シリーズは塗装済み半完成キットとして販売されておりました。モールドはヘビーですが塗装・マーキングのグレードは高く、スペシャル塗装の機体も揃いお手軽に空自ファントムをコレクションすることができるものでありました。



 そして6SQのT-2はエフトイズのものであります。



 エフトイズのものも半完成キットの体裁をとっておりますが、マーキングの一部や機番がデカールになっており、ダブった時には嬉しい仕様になっております。
ただしデカールの質はあまりよろしくないのが玉に傷であります。
それとエフトイズのキットは、童友社のものに比べると組みが雑で、接合部の隙間やダンチが見苦しいので一旦バラして調整しながら組み上げるとぐっと仕上がりが良くなります。


 お次は、航空救難団のU-125Aであります。
民間機ベースのスタイリッシュなスタイルが魅力的です。
これもエフトイズのものですが、こういった支援機までもモデライズされたのがとても嬉しかった憶えがあります。




最後は、スケールが1/300と小さくなるのですが403飛行隊のC-1です。



プクプクした愛嬌のある姿が魅力の機体ですが、ご覧のようにスケールを感じさせない堂々とした写りっぷりであります。


 ご覧のように塗装バリェーションの豊富さが空自ファントムの魅力でありますが、他の機種もそれぞれ違った色味で飽くことがありません。
また、戦競等のスペシャルマーキングで見られるキャラや、陸自のヘリに描かれた痛系キャラなんかは他国の追随を許しませんね(笑)
日本国周辺はなにやらきな臭さが漂っておりますが、萌えキャラが自衛隊のマスコットになっている間はまだ我が国は平和なんでしょうね。


 ちなみに私は空撮画像を製作するために食玩を良く利用しています。
その理由として、この手のキットはサイズの割に見栄えがするのと安価であるってのが挙げられます。
精魂込めて完成させた作品を画像データとして保管することももちろん有りですが、プラモデルの楽しみ方の一つとしてデジタル2D作品も有りだと思います。
つまり画像自体を作品とするために、完成品を素材にするという考え方です。
皆様も完成した作品を手に持ってデジカメで撮影してみてください。
きっと違う何かが見えるかもしれません(笑)

それでは、また。


Home >航空自衛隊 飛んでる食玩 (童友社1/144、エフトイズ1/144、1/300)

Vol.73 2014 September   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

特集1


TOTAL PAGE