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誌上個展

空撮 カーチス H.75A3 (エレール 1/72) 

by 怪傑Helper

 まいどどうもです。
今年もいよいよ残り少なくなってまいりました。
そんな中エレール特集ということでカーチスH.75A3を飛ばしてみました。
カーチスP-36といった方が一般的でありますね。

1/72のP-36は、アオシマ、モノグラム、レベルにより結構早くからモデル化されており、その一角にフランス空軍仕様で割って入ったのがエレールのキットでありました。
(でも何で当時こんなにキット化されたのか?そんなに人気があるとは思えないのに…)




エレールといえば、そのキット内容はもとより芸術性あふれる初期のボックスアートも魅力でありました。
同時期のレベルや国産キットの気合の入りまくった箱絵とは対照的で、力の抜けたタッチで芸術的雰囲気のあるアートからは大人のホビー的オーラが出ていましたね。




今回の作品は黒箱版であります。(中身は同じなんですがね…)




20年以上作りかけでほったらかしてあったものを完成させたものです。

エレールのキットは新しいものでは(と言っても相当古いのだが…)凸筋でパネルラインを表現しているのですが、それよりも1世代古い本キットは凸リベットにヘロヘロの凸筋パネルライン表現となっております。
まあ、これはこれで味のある仕上がりになり私的には気に入ってるんですけど…




実機は、真珠湾作戦での日本機とも交戦しており(映画『トラ!トラ!トラ!』ではP-40がこの役回りをしておりました)なかなか侮りがたいところを見せております。
ヨーロッパ(フランス)に送られたものはMe109との交戦でも健闘し、またフィンランド(レベルのものはこの仕様ですな)ではソ連機を相手に大奮闘しております。
格闘戦に於いては鼻先の軽い空冷エンジンが功を奏したのでありましょうか…




やはり飛行機は飛んでる姿が一番かカッコいいですね。




キット内容は先述のとおり凸リベット&凸筋の60年代の標準的表現ですがアオシマやレベルのものよりも繊細な感じです(っていまさら比較しても…)。
脚回りなんかは、無駄に細かく部品分割されておりますが特に精密感はなく、いまひとつピリッとしない印象を受けます。
組み立てもこの時代の標準的なもので、それなりに調整が必要なのは言うまでもありません。
しかし出来上がった感じは6~70年代のキットらしく存在感はバッチリで、筋彫りだけの現代風キットとは一線を画していますね。




御覧のように、迷彩パターンと色味は自由すぎたと反省しております。




旧~いキットそのもののテクスチュアを生かして完成させるのも分別のある大人らしくていいのではないでしょうか(笑)

それでは、また。


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