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特集  ステルス

(Photo)アントノフAn-2

by  コルディッツ

 かつて北朝鮮軍の南への侵攻は、ステルス性のある輸送機によって運ばれる特殊部隊の奇襲攻撃によって開始されるのが常識でした。その輸送機は中国の製造した運輸5型(Y-5)で、ほとんど木製でレーダーに映りにくいと解説されていました。
 運輸5型は、旧ソ連の開発したアントノフAn-2をライセンス生産した機体で、実際には写真のように胴体は金属製で、解説はかなり怪しいと思います(笑)。
 ステルス性については、かなりフェイクがあるとしても、An-2の機体自体は興味深いものがあります。1947年という第二次世界大戦後に開発されたにも関わらず、複葉で空冷星型エンジンという、古い技術を発展させていく志向は、ロシアの強みを象徴しているかのようです。
 農業用機として開発されましたが、不整地からの短距離離着陸はお手の物。整備性・ 安定性・信頼性に優れ、手頃な軽輸送機として現役です。また軍用機としても活躍中で、ベトナム戦争の時には、北ベトナム軍が爆撃機として使用していたそうですから、B52 と並ぶ長寿の古参兵になりますね。ポール・マッカートニーしかり、現代の高齢者は何と元気なのでしょうか!


アントノフAn-2R 国立航空博物館(レリスタット、オランダ)にて  2007年7月撮影





 機内(民間型)は金属製。



もう1機展示していました。



 An-2TP テック博物館(シュパイアー)にて  2008年12月撮影



ハノーファー・ラッツェン航空博物館にて  2009年7月撮影



ハンガリー交通博物館(ブダペスト)にて  2010年12月撮影。


ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて  2011年5月撮影



An-2 ドイツ博物館航空機別館(オーバーシュラスハイム、ミュンヘン)にて  
2011年5月撮影


 An-2T オートテック博物館(ジンスハイム)にて  2012年11月撮影




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