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飛行機プラモデルの製作

F-16I スーファ (ハセガワ 1/48改造)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治





■作品について
 この作品は2007年の冬頃のものですが、ある模型雑誌に従来と異質なF-16が紹介されていてその外観と塗装に惚れてしましました。キットとしてはイタレリから発売されておりすでに購入済みでタンスの肥やし状態でした。 イタレリのキットでは外観にダルな感があり又デカールの質に問題があり組み立てに至りませんでした。試行錯誤の末ハセガワキットを使い改造することにしました。





■キットについて
 ハセガワ製の1/48で現在でも入手可能なキットです。それよりも、そのものずばりのキットが発売されています。キットのリベットとパネルラインは凹タイプで機体の特徴をよく捉えておりコクピット足回りなど十分な再限度で好感のもてる優秀なキットだと思います。 改造個所はF-16C型の従来の機体に燃料タンクを両サイドに2か所と背中に電子機器スーツと垂直尾翼の補強等になります。改造個所はイタレリのキットとICMのレジン部品を参考にプラ版とプラ棒を使い、プラ棒で骨組みを組立その上に0.5mmのプラ版を貼りつけていきます。




 機体外面のアール部分はヤスリとサンドペパーで削り出します。最後にパネルラインを筋掘りして機体は完成です。曲面の削り出し部は見た目の感覚だけでそれも一発勝負で何度もやり直しをして大変苦労した作業でした。 コクピットはシートベルトに鉛板を使いそれらしく追加工作をしました。足回りはキットの出来が良いので少しの配管パイプを追加工作しました。




 塗装はイスラエル空軍カラーの3色迷彩にしますが、塗料はグンゼのラッカー系を使い自作の調合で色彩を決めました。まずエアブラシで型紙を使わずに3色迷彩を塗装します。次にパネルライン上に薄めの黒茶色を筋状に吹きつけます。 そのあと3色迷彩を3段階に分けて明度の明るい順に型紙をあててパネルライン上に色を少し残すようにグラデーションを付けて仕上げていきます。又面積中央部は白色を混ぜた明るい色を軽く吹きつけ明暗のグラデーションを付けます。これで迷彩がより引き立ちアクティブになります。




 デカールは外国製のものを購入しました。これはやはりイスラエルであれば“フライイングタイガー”が有名ですが、あいにく発売されておらず”サソリ“で我慢しました。やはり高価な外国製、発色と食いつきはすごく良かったです。 デカール乾燥後にタミヤエナメルカラーで墨入れを行います。仕上げ塗装の最初は透明艶有クリアーを塗装。次にクリアー乾燥後透明艶消しクリアーを2回塗装し完成です。





全体をとおして
 製作は80時間程度かかったと思います。イスラエルの飛行機は初めて作りましたが、自国で独自に開発する能力がある国とは恐ろしいものです。飛行機に限らず戦車でも“メルカバ”が有名です。 アメリカと風土機構が違って当然迷彩色も違ってきています。それが柔らかくてバランスのとれた3色迷彩で非常にきれいな印象を受けます。又機会があればイスラエルカラーの飛行機を作ってみたいものです。





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