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特集 ロシア、東欧現用機

(Photo)アエロL-29,アエロL-39

by  コルディッツ
飛行機実機写真

   1961年に、ワルシャワ条約機構軍(懐かしい!)の標準練習機のコンペが行われ、 東欧有数の工業国だったチェコスロバキア(当時)の開発したアエロL-29デルフィンが、 ポーランド製のTS-11イスクラとソ連製のYak-30に勝ち抜き、見事採用されました。
 ワルシャワ条約機構は、ソ連の言いなりと考えていた事もあり、この事実を知った時は驚くと共に、チェコスロバキアが評価された事が嬉しかったです。
 L-29は現在も使用されていますが、後継機のL-39アルバトロスも、1968年(ワルシャワ条約機構軍のチェコスロバキア侵攻の年)に初飛行し、社会主義圏を代表的する練習機になったばかりか、タイ空軍のCOIN機として採用され、アメリカではアクロバット機として販売されるなど大成功を収め、現在も現役です。  
 日本では、映画『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のお決まりのオープニングの活劇で、ピアーズ・ブロスナン扮するジェームズ・ボンドが、L-39で武器闇市を木端微塵にして 脱出するシーンで有名だと思います。
 L-29の初飛行は1959年で、我が国のT-1(初飛行は1958年)と近く、またT-2の初飛行は1971年と、L-39よりも遅いのに、どちらも退役していますので、チェコの航空機の長寿さには驚かされます。
 それではチェコスロバキアの生んだ長寿の練習機、L-29とL-39を紹介させていただきます。
 

アエロ L-29 デルフィン

アエロL-29 チェコ空軍博物館(ケベリ、プラハ)にて  2008年8月撮影



テック博物館(シュパイアー)にて  2008年12月撮影



 ドイツ民主主義人民共和国(DDR)空軍機
ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン)にて  2014年8月撮影





アエロ L-39 アルバトロス

アエロL-39 チェコ空軍博物館(ケベリ、プラハ)にて  2008年8月撮影



テック博物館(シュパイアー)にて  2008年12月撮影



ドイツ民主主義人民共和国(DDR)空軍機
ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン)にて  2014年8月撮影







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