Home >Su-33 フランカーD (ハセガワ 1/72) 飛行機プラモデル製作特集1

特集 ロシア、東欧現用機

Su-33 フランカーD (ハセガワ 1/72)

by 寿




・手を付けたのはユーロファイターよりも早かったにも拘わらず、完成は後発機ロールアウトの一年後というグダグダなペースで仕上がったフランカー。ま、長くモデラーやってればこんな事もあらあね。  でも何でこんなにも完成が遅れたのかって言えば、最大の原因はミサイルのフィンを全部プラ板で作り直したせい。胴体の方はもうその半年前には完成していたのだから、翼の下がすっからかんの状態で放置プレイされてたって言うのが正しいのかも。何故って?そりゃあ、めんどくさかったからに決まってるじゃないですか。




 ・・・・すいません、威張って言うこっちゃないですね。しかしモチベーションを維持し続けるっていうのは中々に大変な事でございますよ。 若い頃のように寝食忘れて完全没頭なんて出来ないですしね。集中力が持続しなくなってきているなぁと、とみに感じる今日この頃です。




 さて言い訳はさておき、ひっさびさに出たハセガワ発の完全新金型ロシア機って事で、発表当時は発売日が待ち遠しかったSu-33。最近ではフランカーSも出たりで自分の欲しいモノばかりがこうも簡単に発売されてていいのかと、慌てふためき不安になる程です。 (ちょびっと嘘。何も考えず小躍りして喜んでます)よもや、自宅の屋根裏にハセガワの調査員が潜んでいるのではと思ったりもしますが、んな訳ゃ無いですよね。(でもホントに居たらヤだな)




 キットは組みやすく精度高く、モールドは繊細でプロポーションは最高。言うことありません。パイロットが入っていればモアベターでしたが、そこまで求めるのは酷ですね。 とか言ってる間に手に入れたSu-35にはユーロファイターよろしくパイロットや飾り台、飛行状態の脚庫扉に新規の武装パーツまで同梱という大盤振る舞い。いやあ、嬉しいじゃありませんか、楽しいじゃありませんか。




 塗装は専用と称してモデルカステンから出たフランカーカラーセットを使用。ガイアノーツ製なので発色や隠蔽力はバツグン。青系の色がチト弱いクレオスよりも色目が繊細でかなりお気に入りです。 ベースカラーにしても良し、仕上げに使っても良し。何の気兼ねもなく、水色なフランカーを塗り放題ですよ。




 同色を筆塗りで塗った後に少しだけ明度を上げた色をエアブラシ吹いて、デカール貼った後にセミグロスでオーバーコートすれば完成。いやぁ、時間をかけただけあって割とお気に入りの作品となりました。 (でも、その掛けた時間の八割は放置プレイだったてのは内緒)下塗りまでは一ヶ月もかからなかったのにねぇ・・・・・



 しかし完成品は正義です。プラモは完成させてこそ本道。
今も部屋のあちこちに眠る、半ば忘れ去られたお手つき品の事を思えば涙が止まりません。

製作の詳細

(写真1)キャノピーマスキングを終えたら黒く塗って、エンジンナセルを塗り分けてマスキング。

(写真2)インテークの境界層部分と脚庫も同様に。



(写真3)インテーク内部も白く塗ってマスキング。


(写真4)で、ヒコーキの形に組んでみます。なんか一気に作業が進んだような気になってちょっと嬉しくなる。



(写真5)豊富な武装。2セットもあって嬉しいけど、同時にコレを組んで塗るのだと思うとちょびっと気も重い。

(写真6)仕方ねーやね。チマチマと地道にやっていくとしましょう。妙にバラバラでめんどくさいけど。


(写真7)順次取り付けていきます。しかし何でフランカーのパイロンってこんな複雑な形なの?

(写真8)グレーグリーンで下塗り。翼の前縁後縁とかプラの薄い部分の透け防止も兼ねてます。ベースカラーは濃い方が硬質な色合いが出やすいので。


(写真9)裏側も同様に。でもこういう色合いのフランカーもかっちょええなぁ。架空迷彩でこんな色合いで塗るのも面白いかも。

(写真10)ノズルもこの時点で塗ってしまいます。



(写真11)フランカーカラーセットの「1」で、だーっと下塗り。おお、鮮やかな水色じゃ。

(写真12)各指定色を面相筆で塗り分け。


(写真13)ベースカラーの「1」を少し明るめの階層色で、パネルごとに塗り分けます。上面の迷彩もそれぞれの色合いごとに一階層ずつ明度をあげて、エアブラシでぼかしを入れます。

(写真14)ピトー管は強度を考えて真鍮線で。




(写真15)最大のヤマ場。ミサイル群の動翼安定翼の更新であります。

(写真16)ああ~、気が遠くなるぅ。いったい何枚あるのよ、コレ。数えたくもない。


(写真17)それでも何とか此所までこぎ着けた。自分をちょっと褒めてやりたい。

(写真18)紆余曲折いろいろあったけと、それでも完成致しましたよフランカー。長かったのう、ここまでの道のり。しかし苦労しただけあって完成の悦びもひとしおです。


(写真19)ひっくり返さないと最大の苦労が報われないというのもまた、複雑な気分ではありますね。




ついでなんで飛ばしてみました。パイロットが居ないのはご愛敬。



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