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特集  SF・キャラクターモデル

   ジュラシック・パーク恐竜図鑑(アクトハセガワ)

by  Windy Wing 2013
SF・キャラクタープラモデル製作

 今回は映画「ジュラシック・パーク」シリーズに登場する恐竜たちをご紹介いたします。


 <ティラノサウルス・レックス>



シリーズ第4作「ジュラシック・ワールド」の公開が間近に迫りましたが、本製品は第2作「ジュラシック・パーク/ロストワールド」に合わせてアクトハセガワが輸入販売したプラキットです。


 <ステゴサウルス>



劇中に登場する恐竜たちはいずれもジョン・ホーナーやロバート・バッカーなど、当時異端ともされていた古生物学者たちの説を大胆に取り入れつつ、同時に、意識的に現存生物と相似対応させることにより、既視感を伴う不思議な映像を提供する第一級の造形美術となりました。


<トリケラトプス>



本キットはそのアニマトロニクスなどを担当したスタン・ウィンストンやデニス・ミューレンらのコンセプトを忠実に再現しています。そこでは「恐竜+α」のモンスター的要素が絶妙な隠し味となっていて、本製品群が決して映画人気に便乗した小児用玩具ではないことを示しています。


<ヴェロキラプトル>



発売当時は大小さまざまな恐竜のみならず、ジープや捕獲車などもキット化されていました。今回ご紹介しているキットはいずれも全長10cmあまりの廉価版ばかりですが、これらはスケールが統一されていないために、並べて遊びにくいのが難点です。


<プテラノドン>



ちょっと一息入れて、優雅な翼竜の姿をお楽しみください。陸棲歩行しない生物を『恐竜図鑑』に載せるな、などと堅いことはおっしゃいませんように。




原作者のマイケル・クライトンは一番好きな国外SF作家でしたが、2008年に66歳で夭逝されてしまいました。「自然淘汰は進化論の説明ではなく定義だ」などという、訳のわかったようなわからないようなクライトン節ももう聞くことはできません。合掌。


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