映画「ライトスタッフ」が公開されて、すでに30年が過ぎたのには、時の流れの速さに驚きます。当時はCG技術が未成熟だったので、宇宙飛行のシーンを除くと、実機や模型を飛ばして、自然光の中で撮影しているので、今見直してみても、色褪せません。
またサム・シェパード扮するチャック・イェーガーによるXS-1、X-1A、NF-104の搭乗や飛行シーンは、どれも見事な映像で、何度見直しても惚れ惚れします。
1947年10月14日、有人飛行による史上初の音速突破に成功したXS-1の1号機は、独立したばかりのアメリカ空軍初の偉業として、長く語り続けられると思います。
XS-1は1948年にX-1に改名されて、1号機はスミソニアン博物館群にある国立航空宇宙博物館に展示され、そのロケット・エンジン(XLR11)は、なぜか大阪の交通科学博物館に展示されていました。(同博物館は2014年4月に閉館)
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XS-1は2機製作され、2号機はX-1Eに改造され、NASAのドライデン飛行センターに展示されていますが、残念ながら未見です。
XS-1に続いて、X-1A、B、D型が製作されましたが、現存するのはB型で、デイトンのアメリカ空軍博物館別館に展示されています。別館は、本館からツアーバスに乗って行きます。別館も希少価値のある機体を集めているので、併せて紹介させていただきます。
本館よりも照明環境が良くて、撮影に助かりました(笑) |