カルマン(独: Wilhelm Karmann GmbH)は、1874年に設立されたドイツのオスナブリュックの有名な自動車架装会社(コーチビルダー)である。当初は、もちろん馬車を作っていたが、1902年に自動車として最初のボディー製作をハンドメイドで行っている。歴史ある有名コーチビルダーであるが、残念ながら 2009年4月9日 倒産し、現在、管財人監督下で再建中である。
有名な作品は、カルマンギアクーペの他、
1961年 ポルシェ・356B
1965年~1970年 BMW 2000 C/CS
1968年 トライアンフ TR6ロードスター 1979年 VW ゴルフ カブリオレ
1995年 メルセデス SLK
近年はオープンカー製造のスペシャリストとして有名で、2000年代にはフォルクスワーゲン・ゴルフカブリオ、アウディ・A4カブリオレ、メルセデス・ベンツ
CLKカブリオレ、などを手掛けている。 |
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カロッツェリア・ギア(Carrozzeria Ghia SpA)は、1915年にトリノで設立され、現在でも活動を続けるイタリアでも最も有名な自動車ボディーデザインスタジオ(カロッツェリア)である。
最初は 1929年度のミッレミリア優勝車であるアルファ・ロメオ 6C 1500(Alfa Romeo 6C)のような軽量アルミニウム製ボディを製造していた。
1953年以降はカーデザイナーのルイジ・セグレが率い、フォード(リンカーン・フューチュラ)、フォルクスワーゲン(カルマンギア)など 大手企業から多くのデザインを受注した。
1963年セグレが死去し、1965年から、チーフスタイリストとしてジョルジェット・ジウジアーロが率い、セグレ時代同様に多くの優れたデザインが製品化された。
代表作としてはマセラティ(1966年)、デ・トマソ・マングスタ(1967年)、デ・トマソ・パンテーラ等がある。
また、日本では今でも卓越したデザインで人気の高い いすず 117クーペ(1968年発売)もギアの作品の一つである。
1970年にギアはフォード社の傘下に入り、ギアの名称はフォード社の主要モデルの高級グレードに付けられるブランド名となった。この命名法はフォードのヨーロッパ向けブランド(グラナダ ギア 、カプリ ギア 、コーティナ ギア、エスコート ギアなど)で始まり、続いて世界中に広まり使用されることとなった。
現在のギア・スタジオは、フォード社の傘下で様々なコンセプトカーを製作している。
ギアは名門のデザインスタジオであり、できれば、フォードの傘下に甘んじることなく、また素晴らしいスーパーカーや優雅なヨーロッパ車のデザインを生み出してもらいたいものだ。
(引用と参考 Wikipedia ) |