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飛行機プラモデルの製作

 フォッケウルフ Fw190D-9 (タミヤ 1/48)

by 寿

 貯まったフォッケのストックを解消してやろうと、突如発作的に作ってしまった一品です。まぁなんつーか、思い立ったら吉日というか、行き当たりばったりに生きてるわたくしそのまんまの理由で制作してしまいました。
 取り敢えず、タミヤスタンダードなこのキット。別にな~んも気にすることなくサクサク仕上がってストレスありません。実に気持ちが良い。やっぱ模型は楽しくないとね。
 割とベテランキットにも拘わらず、バリも無いしパーツの合いはグンバツ。プロポーションもひじょ~によろしい。流石タミヤ。ただ取材した現物がD13との混成部品で復元されていた物らしく、初期の金型にはモーターカノン用の排莢口が開いてたりしてましたね。今では金型が修正されてD9本来の胴体銃の排莢口となっておりますけど。




 で、これは金型修正後のキット。初期のキットをお持ちの方はD13に改造するのもまた一興かと。(でもエデュアルドからD11/13のコンボキットが出てしまったお陰で、わたしの初期のキットが宙ぶらりんな状態に・・・・とほほ)本来のD9ならば脚庫の隙間から補機類やエンジン後部がチラ見えするんですけど、大概のD9のキットよろしくA型の脚庫となっております。まぁ、ここん所をつっこむモデラーも少なくありませんけど、チラ見えさせる為にはパーツ数が結構かさむので妥当な判断だと思います。お値段も上がっちゃうし、脚庫の中なんてひっくり返さないと見えないしね。どーしても気になるヒトは自作すればいいだけの話しだし~  とか言ってる内に、同エデュアルドからD9のウィークエンドエディションが出ちゃって久しい昨今。お値段は2000円。(タミヤより安い!)エデュアルド版はチラ見えが標準装備なのでこれは買いだぁ~!(って、またストック増えちゃうのね。この思いつきってフォッケ的在庫を減らすのが目的だったんじゃなかったっけ?本末転倒とは正にこのこと)
 で、タミヤのD9。最初は佐竹先生のボックスアートをまんま作っちゃおうと思ってたのですが、プラモ仲間のT.Iさんが「タミヤのD9の塗装図は間違っちょる」などといらん入れ知恵してくれたお陰で予定変更するハメに。くそ~!せっかくお気楽に作ってたのによ。世の中、知らない方が幸せってことはたくさんあるよね?




 しょーがないからエデュアルドのD9の塗装図を参考にして、デカールも一部引っ張ってきてます。塗装も半分まで仕上がってたけど翼の裏側はほぼ塗り直し。割と塗り分けがメンドいんですけど。脚庫は最初から極楽鳥仕様にするつもりだったので全く問題なしです。ホントは胴体後半部、キャノピーの後ろと識別帯の間の色はウソなんですけど言わなきゃバレないから知らんぷりしとく。だいたいモノクロの写真から現物の色を予想して塗装図は出来てるんですから、ホントはどんなもんだか判ったもんじゃありません。これは作った者勝ちってことで。(でも参考にしたのがカラー写真とかだったらヤだな。ドイツの機体はたまにそんなのがあるから困るのよ)  スピナーはデカール上手く貼れる自信ないんで手描き。軸に真鍮線とパイプ仕込んでますから、ペラは実に良く回ります。う~ん、素敵。で、スミ入れとデカール貼り終わったら軽くトップコートで艶を押さえて完成。おおぅ、やっぱドーラはかっちょええのう。
 タミヤのキットの良い所はたくさんあるけれど、何と言っても作りやすくて(部品少なくて)フィギュアが入っているのがサイコーですねぇ。お気軽に極楽鳥になるしね。
 ああぁ、またタミヤのキットが欲しくなってしまった。(だ・か・ら、これ以上フォッケ増やしてどーすんのよ!)

製作の詳細

(写真1)まずは脚庫から。いの一番にタイヤを塗ってから脚庫扉で封印します。隙間は勿論、パテとプラ板で目張り。

(写真2)極楽鳥仕様なので当然フィギュアも塗る。タミヤ謹製はフィギュアの入っているキットが多くて助かります。



(写真3)ざくっとした下塗りのあと、細部をちまちまと。面積は少ないけど塗る色の種類が多くて割とめんどくさい。



(写真4)パイロットが出来たらキャノピーで封印して、一気に組み上げて塗装に移る。下面の色塗って上面も。よーし、もう出来たも同然じゃ。




(写真5)と思ったら、友人からの思わぬ入れ知恵で下面を塗り直すことに。くそ~。回り込んだグリーン系を面相筆でぺたぺた。回り込んだ部分と動翼以外は無塗装だったらしいです。

(写真6)忘れかけてたペラとスピナーもいっとく。真鍮線を通して風車仕様に。吹いてやればぶんぶん回るぞ!



(写真7)
渦巻きはデカール貼るのがやはりめんどくさいので、面相筆で手塗りです。

(写真8)ちまちまと修正を繰り返しながら塗ってやればそんなに難しくない。



(写真9)折角なんで飛ばしてみました。風があったらペラも回ってくれたのになぁ。 でもやはり、ヒコーキは飛んでる姿が一番美しいね。素敵。



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