Home
>KV-2 ギガント (タミヤ 1/35)
KV-2 ギガント (タミヤ 1/35)
by
田口博通 Hiromichi Taguchi
戦車プラモデルの製作
重量感たっぷりのソビエト重戦車 KV-2です。
本来は、歩兵支援作戦のために考案されたもので、主砲は 152mm榴弾砲でした。使われたのは対ドイツ作戦ではなく、フィンランド戦線のマンネルハイム要塞線突破だったようです。
KV-2はタミヤから素晴らしい実感のある1/35キットがMM No.63として発売された頃、作り始めたものの、諸般の事情で中断していました。
それを KV-1ともども、今回の特集をモチベーションに完成させました。
さて、巨大な砲塔の重量感と全体のバランスをとるためには、キャタピラ(最近はクローラーと言うそうですが、我々の世代は絶対、キャタピラだ!)も キャタピラ重量でたわんだ所を表現しないとバランスがとれません。
というわけで、幸い、樹脂連続キャタピラですので、昔、モデルアートに載っていた単純な方法、シンチュウ線でキャタピラを押さえつけて、強引にたわませてみましたが、結果OKでした。
このキットの唯一の欠点、砲塔の主砲基部に大きなヒケがありますので、パテで埋めます。
最近は勧められてFinishersのラッカーパテを使っていますが、乾燥後のヒケも少なく、具合が良いです。
手すりは、後で壊れやすいので、金属線で置きかえました。これで丈夫な戦車ができます。(もともと、戦車は丈夫なはずですが)
機銃も細くて折ってしまい結局シンチュウパイプで置きかえました。
塗装は、MrカラーのNo.42マホガニーで下塗りし、No.136 ロシアングリーン2を吹いてみました。
樹脂キャタピラは塗装対応材料ではないのですが、強引に艶消し鉄色をなすりつけて塗っています。
後は、全体に適当にウエザリングをして完成です。ずっと、半完のままで放置していたキットが完成すると、長年の胸のつかえがとれたようで、嬉しいものです。やはり プラモデルはたとえストレートでも、完成すればこそですね。
ギガントは下から見上げると4mとまさしく巨大です。しかし、下の写真のように、上から見ると、大きさを余り感じません。鈍重な重戦車は 空からの攻撃ではいい餌食になったのかもしれません。
Home
>KV-2 ギガント (タミヤ 1/35)
Vol.86 2015 October www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず リンクフリー
「webモデラーズ について」
「広告のご出稿について」
プラモデル模型製作特集2
TOTAL PAGE