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リニューアル エアフィックスを作ろう

  E.E ライトニングF6 イギリス空軍 
第74飛行隊 シンガポール 1970年
(エアフィックス 1/72)

by 寿
飛行機プラモデルの製作




「鳥だ!」「ヒコーキだ!」「否、ライトニングだっ」
 てな調子で作ってしまったライトニング。昨今ではこの名前は複数機あるもんだから、頭に「イングリッシュ・エレクトロリック」って付けないとちょびっとややこしい。冒頭で「ヒコーキだ!」っつってんのにわざわざ否定しちゃうなんて、イギリス人がマジでこんな事言いそうな気がしませんか。何だかびみょーに恐いわ。
ちなみにカーモデラーの友人に見せたところ、「こんなヒコーキが本当に飛んでいたのか。現実に在ったのか」と言われてしまいました。うーん、やっぱり普通の人の感覚でもヘンなんだね。改めて納得した次第です。




 まあ、最初は「超音速の時代なんで、ちょびっとマッハ2級のヒコーキでも作っちゃおうかな」てなノリで実験機としてスタートしたのを、イギリス特有のお家事情やら政治がらみやら財政難やらで御輿の上に担ぎ上げられた、ある意味「え、何でワタシの出番?」的なピンチヒッターですからクセがあるのは当然っちゃあ当然かも。  アメリカで言えば、アゼンダーやゴブリンが正規の迎撃機になったりするようなもんでしょうかね?それはそれで見たかったような気もするけど、多分スゴイことになったと思います。




 キットの内容は1/48の縮小版って感じで、細部のパーツが一部一体化してますけど、まんま小さいヨンパチって印象ですね。言わずもなが、1/72ライトニングのキットで、ベストであります。もっと早く出てもおかしくないのに、何でこんなに時間が掛かったのかしら。それがちょっと不思議。ま、出来の良いキットは大歓迎なので今では些細な事ですけど。  それはそれとして、スウォードのライトニングも良い出来だけど、エアフィックスには一歩譲りますねぇ。でも新金の複座型はこのメーカーだけなのでそそりますぜ、旦那!(基本、コイツも優良キットだし)




 これでライトニングも三機目、我ながらよくも飽きないもんです。そういやエアフィックス飛行時間はこれで、えーと、えーと14時間って所ですか。(箱の横に付いてるアレです) パイロットは100時間でようやく初心者レベルって辺りなんで、わたしゃまだまだ先は先は長いって事ですね。うーん。精進せねば。

 

製作の詳細

(写真1) 機首のレドームとインテークにオモリを突っ込んで、胴体の片面に接着。この時この瞬間だけ、排気部分とインテークの相関位置が判る。しかし、なんて無理矢理なレイアウト。しかも上部と下部のエンジンは前後にテレコに配置されるという無茶っぷりです。確かに、前面投影面積は最小になるのかもしんないけど。片肺時に方向安定性も確保出来るのかもしんないけれど・・・・

(写真2) ししゃもがたのヒコーキがあらわれた。ゆうしゃはあっけにとられている。つうこんのいちげき!・・・・みたいな?パーツ割りはヨンパチとクリソツで、機首の合いがタイトなのもそっくり受け継いでいるもんだから力技で瞬間接着剤でくっつける。空いた隙間はプラ板でフォロー。



(写真3)胴体くっつけたらすかさず羽根をくっつけてセミグロスのブラックで吹く。おおっ、何だか一気に完成に近づいたような気がするぞ。

(写真4)シルバーはクレオスGSIの8番で。やっぱりこの色はテッパンじゃね。



(写真5)シルバー吹かんで良かった垂直尾翼をもう一回セミグロスで塗り直して、一気にデカールを貼る。貼って貼って貼りまくる。あー、なんでジェットってこんなにコーションデータ多いんだろ。作ってる時間の半分はデカール貼ってるような気にもなってきて、何だかなあ。

(写真6) それでもカルトグラフ製のデカールは逸品で、ニスの薄さやフィッテングはもはや感動ものです。発色は文句なしだし、透けもなし。さいこーですな。このデカールの為だけにキットを買ってもいいかなと、そう思える出来ですよ。あ、いやいや、エアフィックスのキットも文句の付けようなんか無いんですけどね。


(写真7)
(写真8)


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