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特集  リニューアルキット

(Photo)  ホーカー・ハリケーン

by  コルディッツ
博物館写真

 この数年、エアフィックスのリニューアルキットの展開には、驚嘆しています。
 中でもハリケーンMk.Ⅰのリニューアルには感激しました。故佐貫又男教授は ハリケーンを「嵐に挑む傘」と評しましたが(「続々ヒコーキの心」講談社)、エアの新キットは、その評の通りに傘を彷彿させるものでした。
 Mk.Ⅰについては、2014年11月号に中央フィンランド空軍博物館に展示中の同国空軍機(HC-452)を紹介させていただきましたので、今回はMk.Ⅰに捉われず、フライアブルなハリケーンーダックスフォードだけで、ごめんなさいーを紹介させていただきます。


ホーカー・ハリケーン
 ダックスフォード・エアショーにて     2009年7月撮影  



ハリケーンMk.ⅩⅡa(カナダ製でⅡaに相当)の離陸
  HA◎C Z5140         



 先頭はMk.Ⅰ UP◎W R4118
 中央はシーハリケーンMk.Ⅰb 7◎L Z7015                













 ダックスフォード・エアショーにて    以下は2013年7月撮影
 離陸に向かう ◎K P3351 この機は数奇な運命をたどっています。
 写真の機体はMk.Ⅱですが、1940年6月のフランス派遣時の塗装とシリアルです。元々実機はMk.Ⅰ P3351として渡仏し、敗北と共に英本土に引き揚げ TP◎Kとなります。その後着陸事故で損傷し、エンジンを換装。一時イーグルスコードロンに配属。後継のMk.Ⅱが戦列化すると英空軍練習機部隊に転属。
 その後MK.Ⅱにアップグレードされ、DR393の新しいシリアルを付与されて、 PQ16船団(!)でソ連空軍に渡ります。そして1943年から1944年にかけての 冬にムルマンスク近郊で損傷し、飛行機としては終焉。
 1992年に回収されて、ニュージランドで飛行可能な状態に回復されて、現在 に至っています                    












ハンガー内で展示中のMk.ⅩⅡa HA◎C Z5140             






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