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ハインケルHe115水上雷撃機 (ドイツレベル1/72)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治
AFVプラモデルの製作




■作品について
 この作品は2006年8月頃に作成したもので、以前から水上機で有名なハインケルを作ってみようと思い自分のストックを探していたらレベルとツクダホビーの水上機がでてきました。 どちらも製造年はかなり古いもので迷いましたがスタイルの良いレベルのドルニエに決めました。又水上機でもあることから水面らしきものを付け加えることにしました。




■キットについて
 ドイツレベル社製の1/72(1993年製)で現在では入手困難なキットとなっています。キットはレベル伝統のキャラメル箱で箱の強度に問題があり、よく変形をしているものを見かけます。キットのパネルラインは凹タイプの筋ぼりが施してありリベット類は省略されていました。 一つ残念なことですがキャノピーの出来が悪く小さな欠損部分がありました。日本では品質管理が行きとどいていてありえないことです。付属デカールは国内産と違い、発色及び緻密さは申し分ありませんでした。




■製作について

 キットの出来はバリやヒケ、ソリなどなく組立や接着はスムーズに進みました。ただしコクピットの出来は今いちの感がありました。ガラスの面積が割合に多く機体の中が見えてしまうのでもう少しグレードを上げてほしいとこです。 多少なりの資料があれば追加工作ができるのに今回のようなキットではストレート組にするしかありません。キットには爆弾や魚雷などのおまけがついてなく、重厚感を出すために魚雷をスクラッチしました。



 塗装はすべてグンゼのラッカー系で行いました。ドイツ機の迷彩境界はすべてマスキングテープを貼って仕上げました。 基本塗装が完了後デカール貼を終えてパネルラインをタミヤのエナメルカラーを流し込みました。最後塗装としてラッカー系の全艶消しクリアーをエアブラシして完成です。




 水面ですがホームセンターの植木や盆栽コナーにあるビニール製のお盆?にタミヤ製の波板をお盆の形にカットしてボンドで接着しました。 塗装はラッカー系のクリアブルーをエアブラシしました。機体台座もそれらしくスクラッチしました。




■全体をとおして
 製作時間は実質40時間程度です。出来上がってみると今回の迷彩塗装は少し暗い感じがしました。指定色にパネルラインのグラデーションと塗料の流し込みとの足し算で暗くなっていきます。 キットが小さくなればなるほどその変化は大きくなるようです。今回はこんなことに気づきました。又一つ勉強になりました。でもドイツ機はかっこいいですね。


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