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特集 爆撃機 & 攻撃機

(Photo) F-104G イン 西ドイツ

by  コルディッツ
博物館写真

 ロッキードF-104は航空自衛隊の機体を見て育ったので、要撃専用機だと思い込んでいました。けれども本国アメリカでは要撃任務につく事は少なく、西欧では戦闘爆撃機として配備されていたと知った時はショックでした。
 そのせいか、映画『ライトスタッフ』(1983年制作)で再現されたイェーガーによるNF-104Aの飛行シーン、中でも急上昇シーンには、これぞ04と感涙でした。
 トリビアになりますが、映画でNF-104を演じた機体は西ドイツ空軍のG型で、転換訓練等のためにアリゾナ州ルーク基地に配備されていたものと聞いています。
同基地のF-104部隊は1984年に解体になったので、映画にはギリギリ間に合ったわけです。また墜落シーンは、ハセガワ32のプラモデルを1ダース作り、カタパルトで自然光の中に打ち出して撮影したそうで、なるほど実感に満ち溢れていました! なお撮影を生き延びたのは1機だけだそうで…
 西ドイツは撃墜王ハルトマンの反対意見を無視して、F-104を916機導入し、空軍と海軍航空隊に配備しました。NATO軍のF-104は、超低空をマッハ1.15で飛行し、核弾頭や爆弾、対艦ミサイルをワルシャワ条約機構軍にぶち込む作戦でした。またゼロ距離発進やCCVの実験機にもなっています。


F-104G  21+53
 ドイツ博物館(ミュンヘン)にて  2011年5月撮影



F-104F(D型ベースの複座練習機)  29+03
 ドイツ博物館航空機別館(オーバーシュトラスハイム)にて 
 2011年5月撮影





以下はドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン郊外)にて  
2014年8月撮影
TF-104G  27+90


F-104G  20+37



以下は技術博物館(シュパイアー)にて  2008年12月撮影
ドイツ海軍航空隊のF-104G  26+63



F-104G  20+81   らしいですが、自信ありません…



TF-104G  28+27



               F-104G  22+49
 オートテック博物館(ジンスハイム)にて  2012年11月撮影
 Fw190AやJu52、シャーマン戦車やパンサー戦車に交じっている情景は、 かなりシュールです。たぶんこれがドイツ人の美意識…



              F-104G ZELL  DB+127
 ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン郊外)にて  2014年8月撮影
 1963年に実験成功したゼロ距離発進機。ロケットモーターを取り付け、レール上を発進します。




           F-104G / CCV  98+36
 軍事技術学習博物館(コブレンツ)にて  2015年7月撮影
 1980年に飛行した運動能力向上機。ここにはⅠ号自走砲の拝観目的で行きましたが、建物の一部が改修工事中で、見ることは叶いませんでした。
 CCVは拝観出来ましたが、コレクションが多すぎて、撮影に必要な距離を稼げず、残念でした。











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