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連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.12

 ロッキードS-3Aヴァイキング (ハセガワ 1/72)

by クラキン
飛行機プラモデルの製作




 「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」も第12回目というで、1周年を迎えました。
ご愛読いただきありがとうございます。
今月はガルグレー/ホワイトのハイビジ塗装シリーズの第6弾です。
先月に続いて「ハセガワの双発機」繋がりで、ハセガワのロッキードS-3Aヴァイキングです。
スマートなスカイウォーリアから、ズングリムックリのヴァイキングへバトンタッチです。




 メーカーはロッキードとなっていますが、ロッキードは艦載機のノウハウが無かったために、機体の設計・開発は艦載機の経験豊富なチャンス・ヴォートが行い、ロッキードは搭載するシステムの開発や最終組み立てだけを行いました。
 ヴァイキングはS-2トラッカーの後継機として開発され、試作機の初飛行が1972年で、運用開始が1974年、現役を完全に引退したのは今年の1月ですからなかなかの長寿機です。
米ソ冷戦時代を想定して対潜哨戒機として開発されたのですが、1989年に冷戦が終結したことにより、対潜哨戒には使われなくなり、空中給油や対地攻撃に使用されました。
始めて実戦参加した湾岸戦争でもミサイルによる対艦攻撃で出撃しています。




キットは1981年に兵装システムの改修を行う前の初期生産型のA型です。 結構古いキットらしく、モールドは動翼部分以外凸です。


 脚カバーを閉状態で組み立てるためにプラ板を挟むなどの調整が若干必要でしたが、その他の部分のパーツ精度はほぼ完璧で、大きな修正やパテ盛りはゼロです。

 今回はパイロットが付属していたので、あまり出来は良くありませんが、そのまま使いました。



 翼前縁の黄色部分は発色を良くするために下地にピンクを吹きました。




 マーキングは1976年~84年頃に空母アメリカ又はインデペンデンスに搭載された第28対潜飛行隊「ハッカーズ」のものです。 この頃のハイビジ塗装では動翼は白に塗られていますが、この機体は垂直尾翼の方向舵のみガルグレーです。 塗装ミスではありませんので、お間違いのないように。





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