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メッサーシュミットBf110C-7 (サイバーホビー1/32)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治
飛行機プラモデルの製作




■作品について
 この作品は昨年(2015年)12月頃に作成したもので、前回のF-18に次いでもう一つ1/32を作ってみようとストックをあさっていたところ、同じものが2個あることに気が付きました。ひとつは購入したもの。もう一つはコンテストでの副賞でした。 これは作るしかないと思い製作を決めました。しかし箱サイズからしてキットの大きさはかなりのもので本当に完成にこぎつけるか不安でした。幸いキット内容にエンジン類が再現してありここは私の好物であり、手を入れてグレードアップすることにしました。




■キットについて
 サイバーホビー製の1/32(2008年)で一般の店頭では入手できにくい状態です。値段もかなりのもので手が出しにくく完成後の置き場に困るものです。今回のキットは初めて作るもので、以前ドラゴンのマスターシリーズ・JU88を作ったことはありますがキット内容がよく似ていておそらくドラゴン製だと思います。機体全体に凹タイプのパネルラインと最小限のリベットが表現してあります。 プラ材の表面は少し梨地がかっていてデカールの食いつきはあまり良くないと思いました。うれしいことにシートベルト類がエッチングで再現されていること。クリアパーツの透明度が良好。デカールの隠ぺい力も良好。エンジン、足回りの再現は程よく好感が持てるキットです。残念なことは翼における補助翼のギミックが一切なかったことで、ここは一工夫してほしかったところです。




■製作について

 キットは説明書に従って進めばあまり問題はないと思います。ただキットが大きいため接着に苦労するところです。接着剤を双方塗っている間に乾いてしまい流し込みタイプと瞬間接着剤を多用することになりました。(どこかのメーカーさんが遅延タイプの接着剤を出してくれるといいのですが?) コクピット及び足回りの再現度はキット内容で十分です。補助翼は主翼と尾翼において一部切り離しを行い見栄えを上げました。エンジン関係は資料に基づき追加工作をしました。




 エンジンカウルパーツ類も切り離し極薄に削り裏面に補強をいれました。塗装はグンゼのラッカー系を使用しました。機体上面の迷彩は型紙を使い塗り分けました。胴体のインクスポットは今回のポイントで一発勝負なので他で練習を行い0.2㎜ノズルのエアブラシで薄めの塗料でリズミカルに吹き付けを行いました。 その後艶ありクリアーで下地塗装、乾燥後デカール貼、再度乾燥後艶ありクリアー塗装、パネルラインの墨入れ、最終塗装で艶消しクリアー吹き付け。最後にアンテナ線を極細の伸ばしランナーの張線で完成。




■全体をとおして
 製作時間は250時間程度で、とにかくでかいキットでした。接着に手をやいたことと塗料を非常に多く使用することに驚きました。これだけのキットになればコクピット、エンジンや足回りなど手を入れれば入れるほど見栄えが上がると思います。 今後はこれを使ってジオラマ風で仕上げてみようと思っていますが、これは相当のエネルギーを覚悟しなければなりませんね。





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