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飛行機プラモデルの製作

 Mig-15 (エアフィックス 1/72)

  by 加藤 寛之




 もう終わってしまった今年のSLB展示会のテーマが「銀」だった。そこで直前に「もう1機」と作ったのがグンゼ版で、当時価格200円。
それにしても、当Webモデラーズの先月の再録「プラモガイド」でそれなりの評価、つまり「かなり雑なキットで、推奨できるというものではない」「すじぼり部がまるで針金でも巻きつけたような感じ」と書いてあって、私もそう思う。
私はどうもMig-15が好きで、ちょっと前にもホビーボスのUTIタイプを作っている。要するに、Mig-15なら良いのだ。




 古いキットで、胴体の中にはL字形のイスがあるだけ。錘を入れる必要があるので、鉛を油粘土で包んで壁にし、胴体のツツ抜けをなくす。機首のエアインテークは直径が合わないので、ちょいと切って調整する。 あとは隙間が生じないように整形しながら主翼と水平尾翼を接着すれば、ほぼ飛行機の形になる。これに、面白い形の燃料タンクをつけ、機銃類をつければ、もう塗装。




 塗装といっても、銀色に塗るだけ。しばしば雑誌の作例で銀色塗装の場合に「○回、表面仕上げをしました」ようにあるけれども、私は多少のキズなど気にしない。自分以外の人が、この完成品に興味をもってシゲシゲと見る、なんてことは起こるはずがない。どうでもよいのだ。  「針金でも巻きつけたような」すじぼりは、それを強調するような塗装を加える。そんなことをしても、箱の絵を資料にしても、そう塗るところはない。デカールをテキト~に貼れば終了となる。最後にアンテナ柱を接着して完成となる。1日とちょっとで、終了となった。




 何を言いたいかというと、私は簡単なプラモデルがスキだ、ということ。細かく見なくても、1m距離をおいて見ても、それなりのキットであることは明白なのだけれども、立派にMig-15に見える。別稿のリンドバーグFw-190もそうだが、「簡単」と言う方針にのっとったキットなのだ。
 
 このキットは、私の家の倉庫を探せば、もう1個くらい持っているような気がする。もう1度書く。私は簡単なプラモデルがスキだ。Mig-15も好きだ。エアフィックスの旧版は、そのダブル効果で好きなのだ。あっという間に完成なので、書くようなことがない。文章が短くなったけど、ご勘弁を。





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