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リニューアル エアフィックスを作ろう

  ボールトンポール デファイアントMk.Ⅰ
イギリス空軍北アフリカ所属不明 (エアフィックス 1/72)

by 寿
飛行機プラモデルの製作




 動力付き銃座で有名なボールトンポールがイギリス空軍の発注で作った・・・・作ってしまった駄っ作機、デファイアント。 敵の爆撃機を動力銃座で千切っては投げ、千切っては投げってーのはある意味魅力的な夢ではありますが、まぁ、机上の空論と申しましょうか、ダンケルク攻防戦でのデビュー以後は「残念ヒコーキ」で終わってしまった哀れなヤツでもあります。




 当時の状況を考えればヒコーキの役割と目的がまだまだ完全に確立されてなかった時期でもありますから、こういった試行錯誤もむべなるかなといった所ですが、計画段階でちょっとでも「おかしいな」とか思わなかったんでしょうかね。 何と言ってもイギリス以外で同種の機体が見あたらない所が流石というか、何故そのまま行っちゃうのというか、何をか言わんやです。




 戯曲「ハムレット」の墓掘りの台詞じゃないですけど「イングランドなら、みんな狂っているから目立たない」ってやつかも。 




 作品は誌上では既に2015年8月号で加藤さんが、同年9月号で田口さんが制作記事を書いていらっしゃるので詳しいことはオミットです。二度あることは三度ある、柳の下に三匹目のドジョウは居るか?ってコトで再々登場。だって作りたかったんだもん。 日本でも大人気のデファイアント。発表と同時にあっと言う間に品切れになり、ヨンパチまで発売されることになろうとは。みんな待ってたのね。せめて妄想仕様機にしているので勘弁して下さい。(え、むしろそっちの方がNGとか?!)


 

製作の詳細

(写真1)パイロットを乗せるのは良いけど真正面を向いたままでは芸がない、ってことで首をこっちに向けて接着してます。

(写真2) パイロットと機銃手とのペア。やっぱエアフィックスのフィギュアは出来がよろしいね。



(写真3)脚庫を塗った後にマスキングしてスミ入れ開始。ま、この辺りはいつもの寿手順であります。

(写真4)塗装は妄想仕様なのでありますが、今回はちょびっと毛色を変えてAFV系のパターンをチョイス。サンド系の下地の上にブルー系のスプリッター迷彩。北アフリカのマチルダ戦車っぽくしてみました。
 同車が歩兵戦車としてその打たれ強さと共に「砂漠の女王(蟻)」と呼ばれたのと同様に、「地べた這いずり回るファシストどもに女王陛下の祝福(銃弾の雨)を降らせてやるゼ」的な歩兵直協機に選ばれた(使い回された)、ちう設定はいかがでせう?ガンシップよろしく連中の頭上をぐるぐる回って、自慢の旋回銃座で撃ちまくるって寸法です。でも相手はまず間違いなくロンメルだから、絶対上手くいかないだろうな。



(写真5)8月号の加藤さんがおっしゃっているように、銃座の出来は素晴らしくまさに逸品です。これにフィギュアの出来が加わって、正にエアフィックス最強伝説を裏付ける勇姿が今此所に!(ちょびっと誇張有り)

(写真6) どーせ妄想なんでノーズアートも普段じゃ有り得ない位置にしてみました。F-105サンダーチーフも、ノーズの上面に裸のオネーサンがとんでもないポーズをしている機体がありますが、あれは任務が任務(ワイルドウィーズル:対防空制圧)だし見せる相手も空中給油機相手で、しかも機首に受油口が開いているせいなんでしょうけど。



(写真7) キャノピーは若干レンズっぽいですけど、透明度が高いから気にならない。あとノーズアートはモデルカステンの「スケールアヴィエーションノーズアートクイーンvol.2」から。タイフーンのノーズアートも同じシリーズ同じvolで、2016年1月号では間違ったデータ載せてしまって申し訳ないです。反省!

(写真8) 裏面は何のひねりもありません。かえって面目ないですね。


(写真9) ノーズアートのオネーサン「Revolver Jane」は勿論、旋回銃座にちなんでのピックアップ。回転するものはやはりタマランですよ。現用機でもユーロファイターやグリペンなどの現用欧州機には「リボルバーカノン」なるものが装備されていたりしますしねぇ。ただ、機首上面のパーティングラインが残っていたのは少なからぬショックです(泣)

(写真10) イギリス機はやはりイギリス機。平面形を見るとつくづくそう思いますね。



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