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連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.14

ダグラスF4D-1スカイレイ (タミヤ 1/72)

by クラキン
飛行機プラモデルの製作




 「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」の14回目は、「ガルグレー/ホワイトのハイビジ塗装シリーズ」の第8弾で、タミヤのダグラスF4D-1スカイレイです。




 ダグラスの名エンジニアであるエド・ハイネマン設計の世界唯一の無尾翼デルタ翼の艦上迎撃戦闘機です。超音速機ではなく亜音速機です。
初飛行は1951年で、配備開始が1956年(私が生まれた年)で1964年(東京オリンピックの年)に退役しています。
当時としては十分に高性能機でしたが、核報復戦略の主役が空母から原潜になり、艦上戦闘機も迎撃機としての速度と上昇力よりも、戦闘爆撃機としても使える搭載量と航続力が求められるようになったために、短命で終ったようです。




 キットは多分1990年代に発売されたもので、現役キットです。シャープで綺麗な凹モールドで、金型の荒れやバリは皆無です。
パーツ精度は前部キャノピーとエアインテーク部分のパーツで若干調整が必要な以外は問題ありません。
特に別パーツになっている胴体と機首部分の合いは気持ちが良いくらい完璧です。
飛行姿勢にする際に問題になる事が多い脚カバーの精度も完璧です。
お蔭で2日半で完成しました。




 パイロットは例によってハセガワの別売りパイロットを採用しましたが、コックピットが狭いのでお尻をガシガシ削って座高を低くして何とか収めました。
主翼に装備された20mm機関砲4門の銃口を開口した以外は素組みです。


 飛行姿勢用のスタンドはいつもの自作スタンドビス止めではなく、プラッツから発売されている「高級アクリル製飛行機用スタンド」を使いました。
商品名の通り、非常に美しい高級感のある仕上げの透明スタンドで、ネオジム磁石で飛行機とジョイントするようになっています。
ジョイント部分は磁石3個で保持するようになっているので安定性は十分です。

 また、ボールジョイントで自由自在に動くので、飛行姿勢をフレキシブルに変えることができます。
ジョイント部分の形によって中翼機用と低翼機用の2種類が発売されていますが、今回使用したのは中翼機用です。(スカイレイは主翼下面が平らではなく、丸い形になっているため) 
お値段は1個1800円少々で高目ですが、価値感はあると思います。




 キットの下面の内側にスタンド付属の小さな鉄製のプレートをスタンドの磁石に位置に合わせて瞬間接着剤で3か所固定しておきます。
 磁石が強力なのでプラパーツ越しでも十分な保持力を発揮します。



 マーキングは3種類の中から選べますが、やはり地上部隊ではなく艦載機にしたかったので、1959年頃、空母フランクリン・ルーズベルトに搭載されていた海兵隊の第114戦闘飛行隊を選びました。







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