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特集 偵察機&観測機

  FW189 (アオシマ 1/72)

by GRIFFON

偵察機という事でFW189です。

出来は言わずもがなですが
昔を偲んで楽しむ事にします。




 どーしようも無いコックピットはくり抜いて自作
キャノピ後部の銃座は穴をあけて自作品を取付
尾端のキャノピはお話にならないので絞り出しMG15追加
(ここは射撃用に1面解放されている事を初めて気が付きました)
カウリング前面はオイルクーラダクトを追加
脚カバーを開閉式にして
(脚は差しこみ式:アオシマの構造はピッタリ)
【1/72 飛行機を飛行姿勢と着陸姿勢で作ろう】
第2弾です。(^-^)




φ4モータでプロペラを回しますが
風車部分は回らないので工夫が必要です。

プロペラ軸を中空にしてモータを
オフセットさせれば良いのですが
適当なギアがありません。
φ4円盤外径に虫ゴムをはめ
(なぜか瞬間を塗ると切れてしまう)
モータ軸を当てて摩擦駆動にしました。

円盤軸穴の同芯/直角が出ていないと
うまく回りませんが手加工ではなかなかうまく穴があきません。
精密卓上旋盤か芯の出たゴム輪が欲しいです。

仕方が無いのでモータマウントに瞬間を付け
モータを回したまま、うまく回る位置を手探りで出し
そのまま1分ほど我慢して固定しました。
トルクが足りないので3Vかけました
定格2.6Vですが長時間でなければ大丈夫でしょう。
軸にサラダオイルを塗ると軽くなります。




 インドアプレーン用にモジュール0.2の
歯車がありました。
9TでPCD 1.8 20Tで PCD 4.0!!
ちと高いですが・・

スペースが狭いのでカウリング上面内側は
皮1枚まで削りました。

と、簡単に書きましたが結構迷いました。
こんな手間をかける事は無駄かもしれませんが
出来た物がタキシングして舞い上がっていく姿を夢想しているのでしょうか・・
もはや模型に小細工をするのはNETを見ても
おっさんばかりです、まあボケ防止にはなるかも。


 最近は工作本も書店に無く
自分で工夫して物を作る子供も少なくなりました。
時代の流れなので仕方が無いのですが
模型店でも工作材料が少なくなってきて
塩ビ板、真鍮/アルミ管、ギア、エナメル線等
見かけなくなったのは、さみしい事です。
(幸い細々ですが近くの模型店にはあります)

2機作りましたが
最初に買ったものはデカールが豪華です。
( 見よ! この太っ腹:模型はこうでなくてはいけません。
最近の模型は高すぎるのだから
デカールくらいサービスしろ!!)




 これも買ってから38年たってしまいました。
(ある春の日に京のさびれた道を
あてどもなく歩いて見つけた
小さな模型屋で買いました
あの店は、もう無いでしょうね)
欲が深いんですよね
資料が無いのでコックピットに手が付かん
出来る訳も無いのにプロペラを回したい・・・
(幸い生きてるうちに手に入るようになりました)




 このシリーズは他にF7Fがありますが
超マニアックな物をよく当時出した物です。
( 1/72のP36、P63とかバッファロ、烈風、紫雲・・ )
アオシマは日本のAIRFIXを目指していたのでしょうか。
いかんせん技術が付いてゆかず後が出ませんでした。
スタッフと、お金の掛け方の問題なんでしょうね。
同時期のLSとは出来が雲泥の差です。
90年代に出来が飛躍したのは、その証拠でしょうか。
1/72 のFW189 は何もコレを作らずとも
もっと良い物が今はありますが
長年、手元に置くうちに色々な思いがつもって
只の模型ではなくなっています。

他にも手をこまねいているうちに
出来の良い物が出てしまった物が多いですが
可能な限りギミックを入れて
昔の夢を叶えていこうと思います。



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